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体罰は問題だが…

Category: その他のスポーツ

確かに体罰は良いとは言えないが、着目すべきは別の点だろう。

兵庫・北条高:部活顧問が体罰「国体県予選に出るな」
 兵庫県加西市の県立北条高校(常深進次郎校長)の運動クラブで今年8月、自らが仲介した特別枠での大学入学を部員の男子生徒(18)が拒んだことに教諭の男性顧問が激怒し、長時間正座をさせて頭をたたくなどの体罰を加えたうえ、「国体県予選に出るな」などとどう喝していたことが分かった。生徒は両親の説得で予選には出場し優勝したが、自責の念から国体出場は断念した。学校側も体罰の事実を認め、県教委は今月12日付で顧問を減給処分にした。

 関係者によると、生徒は8月に佐賀県で開催された高校総体に出場した際、関東の大学関係者の目に留まり、顧問を通じて特別枠での入学を勧められた。その場では生徒は入学に前向きな姿勢を示したが、帰宅後、学費や卒業後の進路などを考えて辞退を決めた。

 生徒が顧問に伝えると、顧問は「既に承諾の返事をした。考え直せ」と説得したものの生徒が従わなかったため、「おれの顔に泥を塗った。土下座して謝れ」と怒鳴り、土下座した生徒の髪をつかんで押し倒したり平手で頭を数発たたいた。生徒は床に約2時間も正座をさせられ、顧問から「5日後の国体予選には出場するな」「他校の生徒に譲ったらどうや」などと執拗(しつよう)にどう喝されたという。

 帰宅した生徒から事情を聴いた保護者が学校に抗議。学校側は体罰を認めて生徒に謝罪し、生徒は国体予選には出場し優勝したが、国体選考へのエントリーは辞退した。

 生徒は毎日新聞の取材に「当時は『顧問に迷惑をかけたので国体は辞退するしかない』との思いだったが、本当は出場したかった。なぜあきらめたのか、学校側は事実を公表してほしい」と訴えた。

 常深校長は「体罰は許されないことであり、申し訳なく思う」と謝罪。さらに「本当に顧問が国体予選を辞退するよう生徒に言ったのであればとんでもないこと。改めて事実関係を調査したい」と話している。【松田栄二郎】

[ 2007年12月27日 15時00分 毎日新聞 ]


体罰よりも問題なこと、それは進路指導の実態だろう。

例えば、日本のプロ野球において裏金問題が表面化したが、過去の事例を明らかにしない理由の一つとして裏金が選手(の家族)以外にも渡っていることがあるだろう。意中の選手を落とすためにまずは外堀から固めるというのは常套手段であり、監督なり部長なりを取り込んで彼らの”説得”によって希望球団を絞らせることは普通に行われている。

プロの世界もアマの選手があって成り立つもので、別にアマにお金が渡ることが悪いとは思わない。ただ、そのお金が監督や部長の”ポケットマネー”として消えるのは問題だし、その額が全く分からないことも問題だ。サッカーではアマチュア選手がプロ選手として移籍する場合は、プロ側がその選手が在籍していたチームに対してトレーニング費用を支払うルール(在籍1年当たり30 or 15万円)があるが、やはりお金は選手育成の為に使われるべきものだろう。

今回の場合はプロではなく大学進学の話であるし、野球やサッカーのようにプロがある競技ではない(ウエイトリフティング)のでお金が絡んでいる可能性は低いと思われるが、松下敦史顧問が激怒したのは顧問にとってはいい話であったからだろう。

今回は大学側からの勧誘であったが、(特に私立大学にとっては)大学経営はビジネスであり、そのビジネスを成功させる為に優秀な学生を集めようとするのは当然だろう。プロだけでなくアマの世界においても選手獲得の為には”えげつない”手段が取られることは多々ある話だが、それは大学側だけでなく高校側にとってもメリットになる。

特別枠とは要はスポーツ推薦のことだろう。スポーツ推薦が高校にとってどういう意味を持つかだが、推薦枠はその学生に与えられると言うよりはその高校に与えられる性格が強く、一度推薦枠で学生を送り出せば暫くはその枠が継続することが多い。

ベビーブーム世代ならともかく、少子化の影響もあり、県立高校であっても今まで以上に”選ばれる”時代になっているのは確かで、その一つの指標として進学実績があるだろう。どこの大学がオファーを出したか分からないが、恐らく関東の有名私立大学と思われる。もしこの学生がこの大学に進学していれば、多分数年は推薦枠で学生を送り出すことが出来た筈で、松下顧問の怒りはこの辺に起因しているのだろう。

ただ、学生の進路は高校や監督、部長の利益を守るためのものではなく、最終的には本人が決めるものだろう。進路の決定に周りの人間が関係ないとは言わないが、周りの人間に出来ることはアドバイスであって本人の意向を無視してまでごり押しするものではないだろう。とは言え、スポーツ推薦に限らず一般推薦においても、”枠”を守るために強引な進路指導が行われているのが実態だろう。

今回は顧問が体罰を加えたことで事件が表面化したが、一番に詫びるべき事は体罰を加えたことや国体予選を辞退するように脅かしたことなのだろうか。一番の問題は行き過ぎた進路指導ではないのか。学生の進路を大人の私利私欲によって弄ぶことは言語道断だ。このようなケースは北条高校だけでなく全国各地の高校に当てはまる問題で、高校関係者だけでなく大学、社会人(実業団)、プロを含め学生の進路に関わるもの全てが真剣に考えないといけない重大な問題だと思う。 あとで読む ブックマークに追加する
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2007-12-29 Sat 12:34:18 | trackback(0) | comment(2) | | PageTop▲
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Posted by makiyou0810

初めまして。小生もブログで同じように書きました。教育現場に横行しているこの状況は、結局その学校のトップの姿勢にあると考えます。教育者に相応しくないトップが8割を超えると評するものさえ居ますから、これからの教育はさらに懸念去るところです。
2007/12/30(Sun) 23:19:09 | [ EDIT ]

Posted by Lammtarra

コメントありがとうございます。

トップの姿勢に問題があるのは確かだと思いますが、長年染みついた”慣習”を打破することは特に日本人にとっては難しいこともあるとは思います。

しかし、看過できない問題ですし、学校に限らず社会人やプロ側もトップダウンによって意識を浸透して、変えていかなければいけないでしょう。
2007/12/31(Mon) 22:41:09 | [ EDIT ]














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