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アジア選手権優勝の価値

Category: 野球

北京オリンピックのアジア予選を兼ねたIBAFアジア選手権最終戦が3日台湾・台中の洲際野球場(インターコンチネンタル球場)で行われ、日本は台湾と対戦し10-2で勝利し、3戦全勝でアジア選手権優勝、北京オリンピック出場権を獲得した。

フィリピン戦のコールド勝ちはまあ当然としても、やはり韓国や台湾とは楽な試合は出来ない。台湾戦は最終的には大差がついたが、先発の陽建福投手を打てず、一度は陳金鋒選手の2ランで試合をひっくり返されている訳で、楽な戦いではなかっただろう。韓国戦は文字通りの死闘となって、再三のピンチを辛くも凌ぎきった。国際試合の緊迫感はテレビを通じてもひしひしと感じられた。

選手は概ね力は出せたと思うが、阿部慎之助選手、上原浩治投手の読売ジャイアンツ勢が目立った。上原投手は国際試合を知り尽くしている感があるし、阿部選手は追い込まれてもファールで粘りながらタイミングを合わせて逆方向に持って行く、初めての投手を打つお手本と言える打撃だった。上原投手は来年は先発に復帰するだろうが、星野仙一監督が先発で使うか抑えで使うかは興味深い。

スター集団ではあっても、全ての選手を先発で使う訳には行かず、裏方に回る選手も出てくるが、その役割が主に阪神タイガース、中日ドラゴンズの選手達だったのは面白い。やはり、よく知っている選手でないと頼みにくいのだろうか。とは言え、チーム全体に”繋ぎの野球”の意識は浸透していたと思うし、チーム全員の力で北京行きの切符を勝ち取るという雰囲気は強く感じられた。

短期決戦ではやはり確率の高いプレーを組み立てで勝利を目指していくべきで、そういった意味では”打線は水物”と呼ばれるように打撃に偏向するより、投手力を中心とした守りの野球を中心に、少ないチャンスを確実に生かしていく野球を目指すのは理に適っていると思う。

ただ、あまりバントに頼りすぎるのもどうかと思う。北京オリンピックも短期決戦ではあるものの、7試合あれば全てが投手戦になるとは限らないだろう。7試合全てに勝つ必要はないが、優勝を目指すにはどうしても負けられない試合は出てくるし、その試合が打撃戦になる可能性もある。長打が出ればいいが、やはり長打は確率的にはそう高くない訳で、盗塁やヒットエンドランが必要な場面も出てくる筈だ。よく分からない投手相手にエンドランのサインを出すのは勇気はいるだろうが、当てるのは巧いメンバーが揃っている訳だし、あの場面で大村三郎選手にスクイズのサインが出せる勇気があるのなら十分可能だろう。

世間的には、オリンピック出場権を獲得したことに大きな意味があって、この大会がアジア選手権であったことは殆どスルーされているが、個人的にはアジア選手権に勝てたことに大きな意味があると思う。日本代表チームは、今年北京オリンピックのプレ大会に出場し優勝、第37回IBAFワールドカップで3位の成績を収めている。ただ、これらの大会に出場した選手達は、学生、社会人、プロ野球の二軍選手達であって、サッカーで言うところの”A代表”とはほど遠い。

今回の大会にはMLBの選手は呼ばれていないが、一軍の選手を中心に選抜されたチームであって”A代表”と呼ぶに相応しいものだと思う。韓国、台湾もメンバーを揃えてきていたし、その中で大会に優勝できたことは大きな意味があると思う。どの大会であっても、どういったメンバーであっても、勝つことに意味がないとは言わないが、やはり”A代表”が優勝することの重みは違うものがある。

勿論、オリンピックに出場できることにも大きな意味があると思うが、今回のフォーマットではアジア予選で出場権を獲得できなくても、3月の最終予選で勝てば出場権を手に出来る。仮に、日本が最終予選に回っていたとしても、日本、韓国or台湾、メキシコ、カナダ、イギリス、スペイン、オーストラリア(推定)、南アフリカ(推定)の中で3位以内に入ればいい訳で、イギリス、スペイン、南アフリカはノーチャンスに近いだろう。最終予選でも恐らくプロ中心のメンバーを組むだろうし、実質5ヶ国中3位以内に入ることは難しいことではないだろう。

今回の大会を見ていても、やはり国際大会の経験は大きな武器になると思うし、サッカーでもそうだが代表チームはどうしてもチームとしての活動時間が短くチーム作りが難しい。そういった点からすれば、最終予選は貴重な国際大会の経験を積むことやチーム作りにも役に立った筈だ。まあ、贅沢な話ではあるが…。

それにしても、国際試合は色々な事がある。日本の試合は全てナイターだったが、球場の照明は明らかに日本より暗いし、グラウンドも柔らかい赤土をローラーで無理に固めたもので、打球はイレギュラーするし、スライディングは失速するしで、やはり日本でやるのとは勝手が違う。ボールやマウンドの違い、ストライクゾーンの違い等々、国際試合と国内の試合とでは違う点が多い。それぞれのリーグでローカルルールがある事は別に構わないと思うが、例えば「ボールが違うから」とか言う言い訳が普通にまかり通るのは、国際的スポーツという観点からすれば奇妙としか言いようがない。他のスポーツであっても、使われるボールは試合毎に異なるのはごく普通だが、違うボールだからパフォーマンスが出ないという言い訳はまずしない訳で、ピッチャーには繊細な感覚の持ち主が多いにせよ、極端な違和感を感じない程度には規格の統一を図っていく必要があると思う。

統一と言えば、用具やグラウンドの話だけでなくルールの違いもある。ストライクゾーンの違いは審判個人の問題もあるので、各リーグを含めてゾーンを統一したところでバラツキが出る事は仕方ないと思うが、ルールについて考えさせられるのはやはり韓国チームが試合直前になってスターティングメンバーを大幅に入れ替えたことだろう。

国際野球連盟(IBAF)の規定にはメンバー交換についての明確なルールは存在せず、試合開始直前に両チームが審判の目の前でメンバー交換したものが、正式なスタメンとなるようだ。ただ、試合開始30分前(電光掲示板のある球場では1時間前)に両チームがIBAFにスタメンを提出する事が慣例となっている。慣例に過ぎない以上は、韓国チームの”作戦”がルール違反とは言えないだろう。

韓国チームがこのような手段を取ってきたのは、一つは韓国の先発投手を隠すため、もう一つは日本の先発投手が成瀬善久投手かダルビッシュ有投手か絞りきれなかった為だろう。韓国は最初から左腕の田炳浩投手を先発させるつもりだったと思うが、日本が右バッターを並べてくることを警戒して嘘の発表をしたのだろう。ただ、星野監督は柳済国投手でも田炳浩投手でも先発メンバーをいじらなかったと思うが…。

代表同士の真剣勝負である以上、駆け引きは当然の事で、情報漏洩に気を遣い、相手を惑わす陽動策も”作戦”の一部だろう。日本のマスコミでさえ、韓国戦の先発投手はダルビッシュだと思っていたところが多かった訳だし。

しかし、今回問題だと思ったことは二つある。一つはいくら慣例とは言え監督会議で申し合わせた事はルールとして扱うべきだと言うことだ。監督会議の目的は親睦会ではなく、ルールの確認やお互いの認識の擦り合わせである筈だ。各球場のローカルルール(グラウンドルール)の確認もここで行われるし、それはルールとして扱われる筈だ。メンバー交換については、星野監督は”紳士協定”を結んだと言っているし、韓国側は提出10分前までメンバー交換が可能だと確認したと言っている(朝鮮日報記事)。どちらの言い分が正しいかは分からないが、朝鮮日報の記事はルール確認も戦略のうちと言ったトーンで、恐らくIBAFに確認したのは監督会議の時ではないと考えられる。某監督のように「(予選)1位で通過したのに何の特典もないのか」などと言っているようでは話にならないが、星野監督も審判に抗議した以上は単にルールをど忘れしていただけとは考えられない。全日本野球会議・国際委員会の鈴木義信委員長がIBAFの担当者に対して抗議したようだが抗議するのは当然だろう。一つの大会で、それぞれの試合が思い思いのルールで行われる事などあってはならないのは当然のことだ。

もう一点は、現在野球が置かれている立場を認識しているのかと言う事だ。この大会は北京オリンピックのアジア予選を兼ねているが、ご存じのように野球が公式種目として行われるのは北京オリンピックが最後になる。公式競技から外されるのは、ヨーロッパ諸国が勝ち目のない競技の為にスタジアム建設などの無駄な投資をしたくないという理由なのだろうが、IBAFが野球の普及・発展の為に十分な活動を行ってきたかと言えば疑問が残るのも事実だ。

この大会はオリンピック出場権を賭けた戦いでもあるし、真剣勝負は当然にしても、こういった大会の一つ一つがまた野球の普及・発展に関わっている事は認識しなければいけないだろう。スポーツの普及・発展の為には、やはりマスコミの力は必要になってくる。先程の慣例も、マスコミに対する配慮がある。朝鮮日報の記事によれば、韓国のマスコミに対しては事前に変更後のメンバーを明かしていたらしいが、当然ながら取材に来ているのは韓国のマスコミだけではない。日本や台湾は勿論のこと、他の国のマスコミもいるわけで、わざわざ取材に来てくれるマスコミに対して(国に関わらず)最低限の情報を流すことは各チームに課せられた義務であろう。

IBAFの指導力は皆無に近いし日本が抗議したところでルールが徹底されるとは思えないが、オリンピックの公式種目復帰を狙うのであればマスコミ対策は必須だろう。果たして、野球が公式種目に復帰するのはいつのことだろうか…。 あとで読む ブックマークに追加する
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2007-12-04 Tue 18:01:47 | trackback(14) | comment(0) | | PageTop▲
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