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セリエAとプロ野球の共通点

Category: サッカー

何かとトラブルが絶えないイタリアのプロサッカーリーグ・セリエAだが、先日も警官の威嚇射撃によって1人のラツィオサポーターが亡くなった。これに端を発した暴動が各地に飛び火しているようだ。

セリエA暴動 イタリア全土に拡大
 今年2月に警官が死亡する暴動事件で揺れたイタリア・サッカー界を、またも暴力事件による激震が襲った。11日に第12節の8試合が予定されていたセリエAはラツィオ・ファンの死亡事件を受けて2試合が中止となったほか、アタランタ―ACミラン戦は開始7分で打ち切り。ローマでは暴動が起こるなど、騒動はイタリア全土に拡大した。

 騒動は夜のローマでピークに達した。午後8時半開始予定だったカリアリ戦が中止となり、ローマのファンが本拠地オリンピコを共有するラツィオのファンと結託。約200人が爆発物や発煙筒で武装して警察宿舎や車両を襲った。イタリア五輪委員会にも侵入して内部を破壊。被害額は10万ユーロ(約1616万円)に達し、逮捕者4人、負傷者40人が出るなど周辺は一時無法地帯と化した。

 11日朝、ラツィオ・ファンのDJ、26歳のガブリエレ・サンドレさんが亡くなった。インテル・ミラノ戦が予定されていたミラノへ向かう際、高速道路の休憩所でユベントスのファンとトラブルになり、警官の威嚇射撃による流れ弾が当たって死亡した。影響を懸念したイタリア協会は午後3時開始予定だったインテル・ミラノ―ラツィオ戦を中止。他の試合も開始を10分遅らせ、黙とうなどで弔意を示したが、中止になった両チームのファンは収まらない。400人がデモを行い、報道関係者を襲うなど暴徒と化した。ベルガモのアタランタ―ACミラン戦はファンがピッチへ乱入しようとして防護壁を壊したため、開始7分で打ち切られた。

 暴動で警官が亡くなった2月はリーグ戦が2週間中断されたが、この日は強行開催の流れだった。だが、サンドレさん死亡の原因が警官の流れ弾とあって、扱いの違いに各地でファンが反発。多くの会場で「死は平等」という意味の横断幕が掲げられた。イタリア協会のアベーテ会長は「今回は偶発的な事件。暴力の理由にはならない」と非難したが、結果的に騒動を拡大させた。

 2月以降、各会場に回転扉を導入するなど規制を強めた結果、競技場での負傷者は8割減少したが、それも一発の銃弾で崩壊。ACミランのアンチェロッティ監督は「何も変わっていなかった」と漏らした。政府や協会は12日に対策を協議。セリエAは存在意義を問われる状況に追い込まれた。

[ 2007年11月13日付 スポーツニッポン ]


マナーの悪いサポーターとして真っ先に思い出されるのはイングランドのフーリガンであるが、警備やセキュリティの厳重化等徹底したフーリガン対策により”本場の”フーリガンは少なくなってきている。一方、セリエAでは今年2月にもカターニアで暴動が起こり警察官1人が亡くなるなど、”無法地帯”ぶりは目に余る限りだ。問題なのはサポーターだけではなく、2006年5月に発覚した”カルチョ・スキャンダル”に代表される審判買収等の不正事件やナポリ、フィオレンティーナ等経営破綻するクラブが続出するなど、セリエAにはびこる病巣は深刻だ。このようにトラブルが絶えないのには理由がある筈で、その背景について考えてみたい。

一言で言ってしまえば「サッカーとの関わり方の違い」なのだろうが、サポーターにとってのサッカーとは何だろうか。サッカーを始めプロスポーツはエンターテイメントであると思うが、その受け取り方は人それぞれで、選手の素晴らしいプレーを見ることだけでなく、応援を通じてのサポーターの一体感が好きであったり、大声を出すことによるストレス発散の効果もあるだろう。社会で生きていく上でストレスと無縁であることは難しいことで、”個人的な”ストレスをサッカー観戦を通じて発散するのであれば大きな問題には繋がらないように思える。

ただ、いい意味でも悪い意味でもサッカーが根ざしているヨーロッパや南米のサッカーには、社会観や人生観が投影されているように思える。例えば、日本代表チームは国際大会においてフェアプレー賞を受賞することが多いが、ヨーロッパや南米では何の価値もない賞だ。”マリーシア”という言葉はサッカーでも使われるが、実際社会で成功するためには”きれい事”だけでは済まされないのは事実で、それはサッカーにおいても同じだと言うことだろう。

事実、ヨーロッパのサッカーには民族や地域間の対立の構図が持ち込まれているように思える。スペインであればバスク地方の問題、イタリアであれば南北問題であって、セリエAでの立て続けの暴動の背景に南北問題があることは否定できないだろう。しかし、都市間のライバル関係がファンを熱狂させる構図は野球においても存在している。例えば、ボストン・レッドソックスや阪神タイガースは熱心なファンが多いことで知られるが、ファンが熱狂する理由としてニューヨークや東京に対する対抗心があるのは事実だろう。

レッドソックスやタイガースのファンにもマナーの悪い人たちがいるのは事実にしても、ここまで大きな騒ぎに発展することはない。社会問題化してしまうのは、サポーターとサッカーとの関わり方の違いが大きく、サッカーを単なる娯楽と割り切れないサポーターが多いのだろう。

だが、サッカーとの関わり方が問題なのはサポーターだけではないだろう。審判買収や経営破綻が相次ぐ背景は何だろうか。

大きな要因としては、クラブを持つ理由にあると思う。ヨーロッパ、特にセリエAのクラブにおいては会長が絶対的権限を持つことが多いが、これはクラブを持つことが社会的ステータスの一つであって、クラブ経営が会長の道楽になっていることによるだろう。有力クラブが各国のスター選手を掻き集める背景も、ビジネスの面だけではなく、会長の自己顕示欲の表れと言えるだろう。ただ、会長に振り回される体質が不安定な経営を招くのは当然の結果で、本業が業績不振に陥ると資金繰りがつかなくなりクラブ経営まで破綻するケースが目立つ。

ただ、審判買収が横行する背景としては”闇社会”との繋がりも否定できないだろう。マフィアが堂々と特等席を占拠する光景は常態化していて、当然サッカー観戦だけの”お付き合い”ではない筈だ。”闇社会”との関わり合いはセリエAに限ったことではないし、完全に排除することは困難なのは事実だが、ここまで大っぴらなのはクラブだけの責任ではなく、リーグとしての取り組み方に問題があると言わざるを得ない。

セリエAの1試合平均の観客動員数は1997-98年シーズンには31,161人を数えたが、2004-05年シーズンは25,472人、2005-06年シーズンは21,394人、2006-07年シーズンは18,552人と減少が止まらない。同シーズンで比較するとプレミアシップで約34,000人、リーガ・エスパニョーラで約29,000人、ブンデスリーガは約40,000人と大きく水を空けられていて、エールディビジやJリーグ(共に約18,000人)と同程度になっている。2006-07年はユベントスのセリエB降格や無観客試合が数字を下げているとは言え、トラブル続きのセリエAが見放されつつあるのは事実で、”命の危険”を犯してまでサッカーを観戦しようとは思わないだろう。

一方、日本のプロ野球に目を転じてみると、裏金問題が表面化した。ドラフトにまつわる不正疑惑は過去からあったものだが、過去の不正を暴くでもなく、今後の対策すらまともに打ち出せていないのが現実だ。セリエAにせよプロ野球にせよ、過去の過ちを何度も繰り返している感があるが、何故有効な対策が打ち出せないのだろうか。

日本のプロ野球の場合、コミッショナーの資質ややる気の問題も大きいと思うが、セリエAとプロ野球に共通すること、それはオーナー会議が大きな権限を持っていることだ。プロ野球のオーナー会議についてはよくスポーツ新聞の記事になるが、次回以降に先送りという結末があまりに多い。各チーム間に利害関係が絡むのは当然で、利害関係にあるもの同士が会議をしたところですんなり行かないのは当然のことだ。プロ野球のオーナー会議でも、かつてはナベツネが”球界のドン”として君臨してきたが、セリエAの会長は自己顕示欲の強い人間が多く、言ってみればナベツネやスタインブレナーが20人集まって会議をする訳で、これで有効な対策を打ち出せる方が不思議な位だ。

また、”カルチョ・スキャンダル”でセリエBに降格処分を受けたユベントスが結局1シーズンでセリエA復帰になった。観客動員の減少が止まらない現状において、ユベントスのような人気チームをセリエBに置いておくわけにはいかないという”営業的”思惑が大きいのだろうが、審判買収疑惑は過去から何度も噂されていることで、同じ穴の狢として厳しい処分はできないという事情もあるように思える。

Jリーグにもオーナー会議はあるし、リーグ運営側とクラブ側の意思疎通は必要なことでオーナー会議が不要とは言わない。ただ、オーナー会議の議決重視では、各チームの利害関係が絡む案件の解決は不可能だ。やはり、各チームの利害関係に絡まない立場の人間がリーグ運営に指導力を発揮する形でないと、いつまで経っても同じことの繰り返しになるのは当然だと思える。

イタリアサッカー協会も安全性確保の対策を講じていない訳ではないが、いくらスタジアムの外のこととは言え、1年も経たないうちに再び人命が失われる事態を招いたと言うことは、対策が不十分であることを疑う余地はないだろう。

ただ、いくらセキュリティ対策をしたところで、このような事件が起こらないかと言えば残念ながらそうはならないだろう。エンターテイメントを超えた部分、例えばダービーマッチのようなライバル関係などが、その試合、そしてリーグの重みや盛り上がりに繋がっていくのは事実だが、審判買収や暴動が日常化している姿があるべき姿だとはとても思えない。プロスポーツの原点はエンターテイメントである筈で、今一度原点に立ち返り、冷静にサッカーとの関わり合いを見つめ直すことが先決のように思える。 あとで読む ブックマークに追加する
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2007-11-16 Fri 01:43:29 | trackback(0) | comment(1) | | PageTop▲
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Posted by アシタカ

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2007/11/18(Sun) 09:59:51 | [ EDIT ]














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