1. Top » 
  2. スポンサー広告 » 
  3. 今度のピンチも「なんくるないさ」?
  4. サッカー » 
  5. 今度のピンチも「なんくるないさ」?

スポンサーサイト

Category: スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


-------- -- --:--:-- | | PageTop▲

今度のピンチも「なんくるないさ」?

Category: サッカー

幾度の危機を乗り越えてきた沖縄かりゆしFCだが、今回はどうだろうか。

かりゆしFC 来季の給料打ち切り
 サッカー九州リーグの沖縄かりゆしFCが、契約選手に対しこれまで支給してきた給料を来季は支払わず、遠征費など諸経費のみを負担するとの方針を固めたことが、8日までに分かった。チームを運営する沖縄かりゆしフットボールクラブは7日、選手らに方針を伝えており、9日には選手たちの意向聴取や個別相談のため、同クラブの與那嶺茂代表取締役社長兼GMと選手との面談を予定。所属チームからの突然の“通告”に、選手たちからは「シーズン中、頑張った結果がこれかと思うと悔しい」「生活のためには次のチームを探さなければならない」といった声が上がるなど、困惑が広がっている。
 與那嶺社長は、琉球新報の取材に対し「チームの運営費は選手たちの給与を含めて年間4、5千万かかっている」と説明。「選手たちには負担をかけ申し訳ないが、チーム継続のためにはやむを得ない。選手の移籍も仕方がないだろう。3年間は九州リーグ残留だけを考え、負債を返済した段階でチームをつくり直す」と話し、給料の支払いは現契約が満了となる2008年1月で終了し、当面は経営の立て直しを最優先にしたいとの考えを明らかにした。
 8日、恩納村内のかりゆしスポーツパーク人工芝グラウンドで行われた練習には契約選手21人のうち、けがなどで出られない選手たちを除く16人が参加。「昨日聞いたばかりで、気持ちの整理がつかない」「怒りというよりも、何でこうなったのかという気持ちでいっぱいだ」といった困惑した様子をのぞかせる選手がいる一方「他チームでやることになるにしろ、体はつくっておかないといけない」と、厳しい表情で練習に臨む選手の姿も見られた。
 チームを率いる仲本洋監督は「上が見えてきていた。手応えもあったので残念で仕方がない」と無念さをにじませながらも「球団の方針の中でしかできないが、自分はやれるだけのことをしたい」と話した。

(11/9 10:03 琉球新報)


それにしても驚かされるのは、年間運営費が5000万円という事実でしかも選手の給与も含まれていると言うのだ。前回のエントリーで触れたロッソ熊本(JFL)の運営費が約3億円、bjリーグのチームで2.5-3億円、VリーグやJBLのチームでもほぼ同程度で、プロ(セミプロ)レベルのチームを持つには最低この程度の予算は必要になってくる。沖縄かりゆしFCはJFLの下の地域リーグ(Kyuリーグ)のチームで全国を移動するようなことは無いとは言え、まともなチーム運営には少なくとも1-1.5億円は必要だろう。

現在でも、選手1人に年100万円払えばそれだけで年2100万円になる。これだけでやっていけるとは思えず、当然アルバイト等はしているだろう。とは言え、シーズン中はサッカー中心の生活になる筈で、オフの蓄えを切り崩しながら何とかやっていっているのが実態だろう。それが、給料ゼロになったら路頭に迷うことになるのは当然で、選手には本当に気の毒な話だ。

ただ、沖縄かりゆしFCを巡るトラブルはこれが初めてではない。まず、2002年に選手兼テクニカルアドバイザーだったラモス瑠偉とフロントとのトラブルによりチームはラモスを解任したが、これをきっかけに監督以下選手の殆どがチームを退団することになった。このピンチは翌年加藤久監督を迎え新入団選手を多数抱えることにより乗り切ったが、2004年にメインスポンサーであったかりゆしホテルズが撤退を発表したこと等によるフロントへの不信感によって、監督以下全選手が退団する騒動があった。このピンチもサテライト組織であるかりゆしサウシーシャの選手を中心にしたチーム編成で凌いだが、またしてもトラブルだ。

”かりゆし”とは沖縄の言葉で「幸せ」を意味する言葉だが、チームの母体はかりゆしホテルズのサッカー部であって、かりゆしと言うチーム名はかりゆしホテルズを指すものだろう。これほどまでにトラブルを起こすのは、フロントの体制やビジョンに問題があるのは事実だが、同時にかりゆしホテルズによってチームが振り回されてきたことを物語っている。

かりゆしホテルズとしては、Jリーグに上がるのにそんな時間はかからないと思っていたのだろうし、それによってチームの収入も増えていくという甘い見通しがあったのだろう。ところが、J2どころかJFLにも上がれないチームに苛立ちを感じてスポンサーを降りてしまったのだろう。スポーツビジネスは、チーム強化もさることながら、人々の嗜好がチームに向いてくれるようになるにもそれなりの年月が必要なことだ。長期的スパンで考え、しっかりとしたビジョンがないと計画が破綻してしまうのもごく当然のことだろう。

今回の決定により、選手が大量離脱することは必至だろう。選手を新たに入団させるにしても無給では厳しく、まさにチーム存続の危機で、さすがに「なんくるないさ」とはいかないだろう。チームを存続させるには、かつてのザスパ草津のように選手が地元の会社等で働いて得た収入をクラブ運営費に充てるやり方もあると思うが、残された時間は多くないし、このフロントでは地元の企業等と契約を結べるかは疑問だ。安易にチームを潰せとは言いたくないが、チームが存続できたとしてもこんないい加減なチーム運営では次のトラブルも約束されたようなものだろう。沖縄にはJFLの琉球FCがあるが、チーム力も財政的にも苦戦しているのが現状だ。琉球FCに(経営)資源を統一した方が良い結果に繋がるように思える。 あとで読む ブックマークに追加する
Category「サッカー」の前後の記事


2007-11-09 Fri 22:17:45 | trackback(1) | comment(0) | | PageTop▲
prev | home | next














管理者にだけ表示を許可する
-
管理人の承認後に表示されます
2010/03/09(火) 20:31:38 |
prev | home | next
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。