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アンチはビジネスの原動力?

Category: 野球

ハンク・アーロンの持つMLB本塁打記録(755本)を塗り替え現在762本まで記録を伸ばしているバリー・ボンズ選手。ホームラン記録よりはステロイド使用疑惑や去就の問題がクローズアップされるが、今最もホットな話題はメモリアルボールの運命だ。タイ記録となった755号、新記録となった756号の記念ボールは共にオークションにかけられ、755号のボールは186,750ドル(約2,150万円)でベン・パドノス氏に、756号のボールは752,467ドル(約8,670万円)でマーク・エコー氏にそれぞれ落札された。

高額で取引されるのは流石アメリカというべきだろうが、興味深いのはそのボールをどうするかだ。メモリアルボールを自分で保有するために落札したのかと思いきや、755号、756号のボールの行方は共にネット投票にかけられている。因みに、755号のサイトはこちら、756号のサイトはこちらだ。755号の方は分からないが、756号の方は投票期限が25日の23:59(アメリカ東海岸時間)になっている。

投票の選択肢は、755号の方は
  • Save it(野球殿堂に寄贈)
  • Smash it(粉々にする)
の二択、756号の方は
  • Bestow it(野球殿堂に寄贈)
  • Brand it(*を刻印して野球殿堂に寄贈)
  • Banish it(宇宙に葬り去る)
の三択になっていて、当然(?)と言うべきか自身が大切に保管するという選択肢はない。ボンズはボールの行方がネット投票に委ねられたことに不快感を表しているが、それも当然だろう。結果はまだ分からないが、まともに野球殿堂に寄贈される可能性は低くボンズの怒りが更に大きくなるのは間違いないだろう。

以前のエントリーで触れたようにボンズが叩かれる理由として、マスコミに対する対応の悪さによって記事がネガティブなものになりがちなのが大きい。確かにボンズの薬物使用に関しては限りなくクロに近いのだが、薬物規定制定以前の話であって現行の薬物検査で陽性になったことはない。ルール違反をした訳ではないのに執拗に叩かれるのは理不尽に思える。

過去のことであれ薬物使用はフェアではないという考え方もあろう。しかし、記録の価値に疑問符をつけるのはどうなのか。ステロイドでホームランが打てるほど野球は単純ではないし、個人的には野球(の歴史)に対する冒涜だと思う。過去にマーク・マグワイアやホセ・カンセコが薬物使用を告白したことがあったがその記録に疑問符をつけることはなかった筈で、ボンズの記録に対してだけ疑惑の目で見るのは明らかにフェアではないだろう。

薬物疑惑についてはこの辺にして、ビジネスとして面白いと思ったのは(ボンズ)ファンよりはアンチボンズをターゲットにしていると思われる点だ。マーク・エコー氏はビジネスではないと言っているし、億万長者が小銭稼ぎをする必要はないだろうが、エコー氏がボールを落札したことやこのサイトがマスコミに大きく取り上げられることを意識していたのは明白で、直接的ではないにしろ間接的にはビジネスにプラスになると計算してのことであろう。

単なる便乗商法と言えばそれまでだが、ホームタウン制が強く根付いているMLBでは応援するのは地元のチームや選手というケースが殆どだろう。レギュラーシーズンの試合が全国放送されることは殆どなく、知らない選手も多くなる。一目見てファンになることもあるだろうが、やはり何回も選手やチームを見てファンになることの方が普通だろう。一方、アンチはその選手なりチームの事など知らなくても、悪い印象を植え付けられれば簡単にアンチになりやすい傾向にある。日本でも朝青龍バッシングが盛り上がったというか今も続いているが、騒動の前の相撲中継の視聴率なり注目度を考えれば、殆ど相撲は見ない知らないという人たちが多数反応したからこその結果だろう。ファン感情を煽るのは難しいことだが、アンチ感情を煽ることはさほど難しくない。より注目度を高める手法としてアンチを煽るというのはマーケティングの一つなのかなと思う。

しかし、商売である以上ただ単に注目を集めればいいというものではなく、それが購買力と結びつくかが問題になってくるが、これはなかなか難しい。例えば、購買運動はなかなか盛り上がらないが不買運動は盛り上がるように、(元々アンチ感情を持っていることもあって)非生産的、破壊的方向に向きがちだ。扇情的なバッシング記事が売り上げ増に繋がるマスコミなどはともかく、多くの場合アンチ感情をファン感情にどう転化させていくかが重要になってくるが、これも難しいことだ。人の気持ちは変わりやすいもので、バッシングも一気に盛り上がって一気に沈静化することが多い。前述のように、アンチになるのに時間はかからないがファンになるのには時間を要する傾向があるので、ファンとして興味を持ってもらう前にそっぽを向かれてしまうことが多くなる。

エコー氏とは違い、パドレス氏の方は広告収入に期待しているようで、”755 SAVE IT! SMASH IT!”の文字がある電光掲示板風の1ピクセル単位で売りに出している。いくつかは買い手がついたようだが、全体的にはガラガラの状態だ。エコー氏が同様の戦略に出たのは誤算だっただろうし、上述の通りアンチは購買力に結びつきにくいことを考えると広告効果の方も疑問だ。目論見ほどの収入は得られないように思える。

MLBもプロスポーツである以上ビジネスとは切り離せないし、それに付随したビジネスがあるのも当然のことだと思うが、今回の件はどうだろうか。アメリカでは記念ボールを所持しているだけで所得税がかかるようなので、金持ち以外は記念ボールを所持するのは困難でオークションに出されるのは仕方ないだろう。ボールをどうするかは所有者の自由ではあるが、ネット投票にかけてどうするか決めることが民主的なプロセスかどうかは疑問だ。ボンズのファンよりはアンチの方が多いのは事実にしても、アンチが集まりやすい状況を作り出してのネット投票に意味があるとは思えない。薬物問題に抗議するのであれば過去のことではなく、規定を設けても厳格に運用する気がないMLBなりバド・セリグコミッショナーに向けてするのが筋だろう。ベースボールを愛する気持ちがあるのであれば、ベースボールの歴史に敬意を表してクーパーズタウンの野球殿堂に寄贈すべきだと思うのだがどうだろうか。 あとで読む ブックマークに追加する
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2007-09-25 Tue 21:34:43 | trackback(1) | comment(0) | | PageTop▲
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プロでさえ知らない・・スイングタイム・・
おそらくは・・・プロでさえわかっていない筈です・・・ 球の動きに合わせてバットを始動・スイングしてからミートするまでのスイングタイム。 計測機器もないし・・・第一それを知ったからって・・・ 前回は、スイ
2007/11/03(土) 23:20:12 |         打撃連勝、球速タイム
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