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This is 柔道

Category: その他のスポーツ

ブラジルのリオデジャネイロで行われていた柔道の世界選手権が16日に閉幕した。金メダル3個は前回と並び過去最低だが、48kg級の谷亮子選手、無差別級の塚田真希選手の2個の金メダルを含む7個のメダルを獲得し、70kg級以外ではオリンピック出場権を獲得した女子はともかく、無差別級の棟田康幸選手の金メダル、73kg級の金丸雄介選手の銅メダルの2個に終わり、5階級でオリンピック出場権を逃した男子の不振は深刻だ。

国際柔道連盟(IJF)内の派閥抗争によって、長年会長を務めた朴容晟(パク・ヨンソン)が辞任、マリアス・ビゼールが新会長に就任することが決定し、そのあおりを受けて教育・コーチング理事だった山下泰裕が落選した。全日本柔道連盟の上村春樹専務理事がIJFの会長指名理事となったが、議決権を持たない為、日本の発言力低下は否めないところだ。

そのせいなのか、世界選手権の審判が欧州勢で固められて日本勢に不利な判定がなされるのではないかと危惧された。審判団の集合写真を見る限り確かに欧米人と思われる人たちは多いが、IJFに加盟するヨーロッパ諸国が50ヶ国あることを考えればこんなものだろう。被害妄想に思えるが、それを象徴するのが以下の記事である。

「柔道じゃねえ」と斉藤監督 場内からもブーイング
 審判団は「ビデオ判定」を盾に取り、井上と鈴木に敗北を告げた。

 無機質な機械の目が戦況を正しくとらえたかどうか。だが、結論は動かない。

 先に仕掛けたのは井上の右足だった。やや浅い大内刈り。こらえるリネールを、井上は圧迫する。残り6秒。相手の体は確かに崩れたが、相手に振られた井上の体も畳をはう。主審は「有効」。捨て身の返し技を放ったリネールに、だった。

 約10分後、同じ悲劇に見舞われた鈴木がうめく。「何でこんなことが世界選手権で起こるのか」。鈴木の左大外刈りも確実にジリンスカスをとらえた。しかも背中をたたきつける「会心作」。だが、一本勝ちの名乗りを受けたのは、畳に落ちた後に横分けで鈴木を投げ飛ばした相手だった。

 IJFの川口孝夫審判委員は苦悶(くもん)の表情で「捨て身技は決めた方が有利。体をもっていかれるとだめなんだ」。だが、仕留めた後の返し技に軍配が上がっては、鈴木も立つ瀬がない。「技には流れがある。映像を見て、最後に背中をついたのが鈴木といわれても」と日本代表の木村昌彦マネジメントコーチ。機械はコンマ1秒の動きを映せても、勝負の機微は教えてくれない。

 試合場に駆け上がった斉藤監督が大声でまくしたて、呼応した場内もブーイング。鈴木は畳を降りようとしなかった。故障を乗り越え、酷暑の中で合宿を耐えた積み重ねがある。「あんな形ですべてを失うのは悔しい。アピールしないと自分に報いがないから」

 日本男子が誇る偉材が、不可解な判定で最高峰の舞台を去る。

 「柔道じゃねえ、こんなの」と斉藤監督。人の目と機械の目。埋めようのない溝により、2人の戦いがゆがめられたことだけは確かだ。

(森田景史)

(2007/09/14 11:42 産経新聞)


I think this is 柔道. 井上康生選手のはともかく、鈴木桂治選手に対する判定は確かにひどいとは思う。しかし、柔道の世界選手権で柔道の試合をしているのだから明らかにこれは柔道なのだ。審判のレフェリングについては他のスポーツでも問題になることはあるし、国際試合でのレフェリングが問題になるのはサッカーなどを見ても珍しいことではない。勿論、審判が正しい判定を下すのが当然だし、そうあって欲しい。しかし、200以上の国と地域が参加するFIFAには及ばないものの、IJFも200近い国と地域が参加する組織であり、メンバーが多くなれば選手のレベルだけでなく審判のレベルにも大きな差ができるのも当たり前のことだろう。

レフェリングの向上については柔道先進国が果たす役割は大きく、とりわけ柔道の祖である日本の果たす役割は大きい筈だ。しかし、筆者には日本がレフェリングの向上に尽力してきたようには思えないのだ。審判の判定云々、いったい何度耳にしただろうか。個々の試合を見れば日本にとって不利な判定もあったのは事実だが、女子のメダル7個は過去最多であって取り立てて日本を勝たせないようにしたとは思えない。(男子)不振の原因は己の問題であって、国際柔道への対応力の無さと世代交代が進まないことにあるのではないだろうか。

しかし、谷亮子選手の金メダルは流石だった。往年の強さは感じないが、試合運びの巧さは相変わらずだし、試合に対する集中力や勝負強さも健在だ。陳腐な表現だが、やはり只者ではない選手だ。

ただ、谷選手は世界選手権の選考試合である全日本選抜体重別選手権大会で福見友子選手に敗れていて、本来なら世界選手権の代表にはなれなかった筈だ。実際には、選考試合の結果を参考に全柔連の強化委員会で代表選考を行うので、優勝した選手が世界選手権の代表となるとは限らないのだが、このような選考方法は止めるべきだ。試合に合わせて調整する能力を養うことも必要だし、不透明な選考は選手に対する心ない非難にも繋がってくる。福見選手が世界選手権に出場したとしても良い結果を出せたとは限らないが、世代交代はいずれは必要だし、福見選手をはじめ他の選手のモチベーションにも関わってくる。谷選手が世界選手権で勝ったのはスポンサーの確保など短期的にはプラスになるかも知れないが、長い目で見れば(不透明な選考は)プラスになるとは思えない。選考試合の勝者を代表とするように変えるべきだろう。

世界選手権の話はこれくらいにして、次は国際柔道連盟(IJF)についてだ。日本がルーツである柔道、日本が大きな影響力を持っているかと思いきや、ヨーロッパに牛耳られているのが実情だ。そうなった理由の一つとして、IJFの生い立ちがあるだろう。IJFは日本が音頭を取って設立されたものではなく、ロンドンで設立された欧州柔道連盟が1951年7月に国際柔道連盟と改称したのが始まりで、日本(全柔連)が加盟したのは約1年半後の1952年12月のことだ。とは言え、IJFの会長には嘉納履正、松前重義の二人が就任していて、日本を除外しようとしていた訳ではないだろう。

1961年にIOC総会で正式種目となり、1964年の東京オリンピックからずっと続いている柔道、前述のようにIJFには200近い国と地域が参加するなど柔道は立派な国際スポーツだ。柔道がここまで発展したことにおける日本の力は大きいと思うが、(日本の)国際スポーツとしての柔道の考え方には明らかに疑問が残り、それがヨーロッパ主導となってしまった一番の要因だろう。

柔道に限らず、相撲や剣道、空手など日本の武道はスポーツという面だけでなく伝統や精神性を重んじるのは確かだ。ただ、両者は別々に語らなければいけないものだろうか。日本の武道に限らず、ラグビーやゴルフなどマナーを重んじるスポーツはあるが、これらはスポーツの発展と共にマナーも受け継がれていったものでマナーだけを殊更強調しているものではないだろう。

ヨーロッパの選手は日本の選手とは違う所謂変則柔道をする選手が多いが、選手によってスタイルが異なるのは当然だし、勝てる柔道をしようとするのも(スポーツとしては)当然だろう。ただ、それに合わせたルール改正は考え物だ。今回の世界選手権を見ても返し技を重視する方向性が見られたし、掴みにくい柔道着も普及しつつある。いずれも、投げ技が決まりにくくなる効果があって、ヨーロッパの選手に取っては有利になる。ルール改正は各国間の駆け引きという側面があるのは否めないが、どの国が有利不利ではなくスポーツがより面白くなる改正を望みたいものだ。

返し技自体は内股透かしなど元々ある技だが、体がない状態での返し技が技と言えるのか疑問だし、組まずに朽木倒しを狙う柔道が柔道と言えるのか疑問で、もはやレスリングではないだろうか。日本はカラー柔道着の導入には猛反対したにも関わらず、ルールに関してはヨーロッパの言いなりになっているのが実情だ。白い柔道着を着てやっているレスリング、各国の民族衣装を着てやっている柔道、どちらが柔道かと聞かれれば当然後者のほうだ。守っていくべきはスポーツの本質としての柔道ではないだろうか。

日本国内においても、全日本学生柔道連盟(学柔連)と柔道の総本山である講道館は長年に渡り対立関係にあった。国内であっても意思統一は難しいのだから国際的に意思統一を図ることは更に難しいことだし、日本の柔道をそのままスタンダードとするのは明らかに無理があるだろう。仮に、柔道が国際スポーツになってなかったとしても、(柔道の創始者である)嘉納治五郎の柔道と今の柔道が全く同じということはありえないだろう。時を経て変わっていくのは当然のことで、それを含めて柔道の伝統と言えるのではないだろうか。

柔道と(国際スポーツとしての)Judoは異なるものだと言われる。確かに、国際柔道と日本の柔道(講道館柔道)はルールが異なる点もあって、柔道とJudoは異なると言えなくもないだろう。しかし、日本の選手は柔道でJudoの金メダルを狙ってオリンピックなり世界選手権で戦い、数多くのメダルを獲得している。ボクシングでレスリングの金メダルを狙うのは無謀だが、柔道でJudoの金メダルを狙えるのは柔道はJudoだからだ。伝統芸能としての柔道はJudoとは異なるのかも知れないが、スポーツとしての柔道はJudoであって、Judoは柔道なのだ あとで読む ブックマークに追加する
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2007-09-19 Wed 07:33:43 | trackback(3) | comment(0) | | PageTop▲
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