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1億総オタク時代のクイズ番組

Category: 芸能・音楽

今更ながらテレビ番組の感想でも。

先日、TBS系列でワールド・クイズ・クラシック(WQC)なる番組が放送された。クイズ最強王者決定戦と銘打った番組だが、かつてはアメリカ横断ウルトラクイズ(日本テレビ系列)、FNS1億2000万人のクイズ王決定戦(フジテレビ系列)、史上最強のクイズ王決定戦(TBS系列)等が放送されていたが、1990年代半ば頃には全て終了してしまい、この手の番組が放送されたのは15年振り位になる。

番組の感想は各自のクイズ歴によってかなり変わってしまうと思うが、筆者はこの手の番組はそれなりに見ていたと思うが、クイズ番組に出たこともなければ、クイズサークルに属している訳でもなく、クイズ大会に出たこともない。

現在、ゲームセンターで稼働中のオンライン対戦型クイズゲームはコナミのクイズマジックアカデミー(QMA, マジアカ)とセガのネットワーク対戦クイズ Answer×Answer(AnxAn, アンアン)があるが、どちらも今はたまにやる程度だ。一応、どちらのゲームでも一番上の組(リーグ)には行けるものの、ゲームに全てを捧げている人達(廃人と呼ばれる)には遠く及ばない実力だ。

番組は5つのステージに分かれていたが、各ステージごとに見ていく。

1st Stage - A La Carte
80秒以内に7問のクイズに正答すれば通過。1、2問目が5ヒントの連想クイズ、3、4問目は都市名などを答える映像クイズ、5、6、7問目はそれぞれ答えが3つ、4つ、5つである問題に完答する多答クイズという構成。問題の難易度的には低めで所謂”ベタ問”が多かったと思うが、制限時間内に全ての問題に正解しなければならないのは厳しい。パスできればこのレベルの出場者なら余裕だと思うが。

各人によって問題のレベルに差があったように思えたが、極端に差があった訳ではないのでその辺は問題の引きか。ただ、江戸時代の三大改革を実施した人や五賢帝を答えよ的な問題はベタ問で丸暗記していると思われるが、Fで始まる元素記号を4つ答えよ的な問題は考える必要がある為、こちらの問題の方が厳しい。各人に前者の問題と後者の問題が入っていたと思うが、後者で難しい問題を引いてしまうと実力者でも落ちてしまうのは必至だ。番組的には半分位の挑戦者が通過することを想定していたと思うが、10人しか通過できなかったのはこの辺に要因があるか。

2nd Stage - Vanish
テーマに沿った映像問題に記述式で解答し、各テーマ最後に残った1名が勝ち抜け。用意された問題が全て終わっても複数残っていた場合は、サドンデス方式の一問多答クイズで勝者を決める。

感覚的にはQMAの検定試験か。このステージは放送では大幅にカットされてしまったので、どの程度の問題が出るのかが視聴者には伝わらなかったのでは。ブランド、動物、世界遺産は放送されたが、せめて残り5テーマが何だったのか位は触れた方が良かったと思う。

3rd Stage - Portrait Fountain
1対1の対戦形式で制限時間(150秒)内に肖像画の人物名を多く答えた方が勝ち抜け。漢字表記の人名は必ず漢字で答えなければいけないルールなのだが、このルールが結果的につまらないものにしたと思う。出題される人物が全部日本人や中国人ならともかく外国人も出題されるので、いかに画数の少ない人名を答えるかになってしまう。明石志賀之助とか華岡青洲とかこのレベルの人達なら答えられる筈なのだが、この形式ではパスするのが無難になる。

こういう形にした理由は、恐らく最近のクイズ番組で平仮名解答続出のアンチテーゼなんだと思うが、クイズ=漢字ではないし、それなら外国人の人名はその国の文字で答えるのが筋だと思う。第2回があるとするなら、このステージは別の形式を考えるべきだろう。

Semi Final - Battle Royale
ウルトラクイズでお馴染みの通せんぼクイズ。3問正解で通過席に移動し、そこで正解できれば通過。誤答、若しくは他の人が正解したら0ポイントとなる。ウルトラクイズと違う点は、通過挑戦者が問題を選べないこと、誤答は1問or通過席に挑戦者がいなくなるまで休み(ウルトラクイズは-1ポイント)。

個人的には前者はともかく、後者のルール改正はよりフェアな勝負の為には良い改正だったと思う。当然のことながら、通過席に挑戦者がいればそれを阻止しなくてはいけないため、どうしてもダイブが多くなりがちなのだが、この形式だとダイブ=誤答は命取り(1人減る為通過挑戦者に有利に働く)となる。勿論、勝負も重要だが、クイズは答えてナンボなので解答権潰しが横行すると見苦しいものがある。元々の通せんぼクイズ自体が完成度の高い形式だし、準決勝に相応しい形式だと思う。

Final - The Tower
往年のクイズ番組、アップダウンクイズ(TBS系列)と同形式。10問先取で勝ちだが、1回でも誤答すると0になってしまう。この方式にしたのは、ただでさえ決勝戦という舞台で緊張する中、解答席が上昇することで更なる緊張が生まれること、誤答に厳しいルール故に押しが慎重になって視聴者に問題を聞かせる時間が長くなることだろうか。

ただ、クイズ最強王者決定戦にしてはこれまでの問題はそこまで難しくない(一般人にとっては2nd Stage以降はかなりの難問に思えた筈だが)ので、もっと難しい問題でも良かったと思う。形式は史上最強のクイズ王決定戦でお馴染みのカプセルクイズで。

全体を通して気になったのは、まずは芸能人。今時の番組で芸能人抜きは考えられないし、呼ぶなとは言わないが人選は考えないと。芸能人の役割としては、視聴者に凄さを伝えること、芸能人が解答者になることでレベルの物差しになることだと思う。前者に関しては伊集院光以外は何の役割も果たしていなかったし、後者は三浦奈保子はともかく、後藤淳平(ジャルジャル)や矢部太郎(カラテカ)は…緊張はあったと思うが、もう少し頑張らないと。まあ、宇治原史規(ロザン)や畠山健(シンデレラ)とかもっと強そうな人もいるし、今後に期待と言うことだろうか。

もう一つは編集面。収録時間は18時間に及んだそうで大幅カットは致し方ないと思うが、CMの後に前に戻るとか、肝心な場面の直前にCMを挟むのは止めた方が良いだろう。有名人が予定調和の結果に終わるのなら効果があるかも知れないが、一般人じゃ…。CMが入ることで展開が見えてしまうし、筋書きのないドラマを楽しんで見て貰う工夫が必要だと思う。

視聴率的には惨敗(7.9%)に終わったようだが、今回に関しては致し方ないだろう。最近は視聴者参加型の番組、同局のSASUKEも苦戦しているようだし。SASUKEに比べればWQCの認知度はかなり低い訳で、認知度を高めるには定期的に放送を続けていかなければいけないし、TV以外の媒体での宣伝も必要だろう。

今の時代の番組作りはかなり難しいと思う。視聴率は大事だろうが、視聴率を追いすぎると結果的に視聴者を限定することになるし、視聴者にとっては満足度の低い番組になってしまう。クイズの難易度にしても、易しくしすぎたらクイズ最強王者決定戦とは全くかけ離れてしまうし、それこそ芸能人にやらせた方が視聴率も取れるだろう。

また、出題ジャンルにしても、どうしても文系学問に偏りがちで、アニメ・ゲーム、スポーツ、芸能といったサブカル系や物理・化学・工学系の問題は少ない。とは言え、今の実情は音楽業界を取ってみてもオリコン1位の曲でさえ聴いたことがないと答える人が過半数だろう。娯楽が多様化して言わば1億総オタクとも言える時代の中で、サブカル系の問題の難易度設定はかなり難しいだろう。

色々述べてきたが、今回の視聴率は振るわなくても、見た人の満足度は比較的高かったと思う。予想よりは芸能人推しは少なかったし、過剰な演出もなかった。何より、松尾清三、能勢一幸、永田喜彰、石野まゆみ等々往年のクイズ王達が健在なのも分かった。

視聴率を上げるにはQMAやAnxAnとのコラボレーション(今回はAnxAnのみ)やナナマルサンバツ(競技クイズ漫画)との連動とか工夫すべきだろう。競技クイズはともかく、都会であればQMAやAnxAnの設置店も多い。やはり見るとやるのでは大きく違うし、クイズの難しさを感じることで改めて凄い人達が出ていたと思うだろう。番組中でも紹介されたが永田さんはQMA、AnxAn共プレーされているので、実際に対戦できる可能性もある。

クイズ自体が既にオタク文化ではあると思うが、今、話題の家政婦のミタにしても昔と違ってドラマを見ない人達への波及は難しいという点では大差ない。WQCは主に30、40代の男性が見たと思うが、これらの世代は最近ではTVを見ない人も多い筈で普段TVを見ない層が見たという点では価値が高い番組だと思う。それでも視聴率は芳しくない訳で、第2回があるかどうかはTBS次第だが、長期的視野を持ってる企業なら横浜ベイスターズはこうはならない訳で多くは期待できないか…。 あとで読む ブックマークに追加する
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2011-11-30 Wed 22:18:31 | trackback(0) | comment(0) | | PageTop▲
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