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ローカルルールかご都合主義か

Category: 競馬

28日に行われたスポーツから一つを採り上げるとしたら、やはり競馬のジャパンカップだろう。結果はご存じのようにローズキングダムが優勝したが、ブエナビスタの降着についてはブロガーの間でも意見が割れている感じだ。遅ればせながら筆者も簡単に見解を述べてみたい。

以前に今年の凱旋門賞について触れたが、もしあれが日本で行われたレースであったら勝ち馬はナカヤマフェスタだっただろう。日本の基準であれば、勝ったワークフォースは斜行で降着になる筈だからだ。しかし、競馬は基本的にローカルルールで運営されるものである。凱旋門賞と言えば、かつてディープインパクトが薬物の使用違反で失格となったことがあるが、幾ら日本でOKであっても(レースが行われている)フランスでNGであったらそれはNGだ。今回のケースは海外であれば恐らく斜行には当たらないケースであるが、斜行であるかを決めるのは主催者であるJRA(の裁決委員)であり、その決定は尊重されるべきものだろう。

しかし、今回の一件をJRAの決定を尊重しろだけでは片付けられないだろう。当然、JRAに対しても厳しくお灸を据えるべきだと思う。それは、降着の基準がはっきりしないこと、そして騎手に対する処分が余りにバランスを欠いていることについてだ。

降着の基準に関しては、やはり2008年の優駿牝馬(オークス)を持ち出さないといけないだろう。このレースでは池添謙一騎手が騎乗したトールポピーが最後の直線走路で急激な内斜行を行った。池添騎手には2日間の騎乗停止処分が下されたことからも明らかに重大な過失があったことは間違いないのだが、何故か降着にはならなかった。

最近はインターネットでもパトロールビデオの映像が見られるようになるなど、JRAも審議の透明化を図る努力をしていることは認めるが、審議の内容自体は不透明な感は否めない。

個人的には馬券と降着を切り離せないものかと思う。今回の件も20分以上審議していたが、審議が長引けば当然開催の進行に響くことになる。とは言え、降着になるか否かは馬券を購入したファンのみならず、騎手、馬主、調教師等競馬関係者にも大きな話であり、十分な審議を経て処分を決めるべきだと思うからだ。馬券に関しては到達順位の通り確定することにすれば進行を妨げることは無くなる筈だが、「勝馬投票券はレース確定までお捨てにならないで下さい」が定着してしまっているだけにプロ野球のクライマックスシリーズに似た違和感は残るだろう。長年定着してきた制度を変えることは、日本人気質と相まって難しいことではあると思うのだが。

次に、騎手に対する処分であるが、ブエナビスタのスミヨン騎手が4日の騎乗停止なのに対して、降着の大本を作ったとも言えるヴィクトワールピサのギュイヨン騎手は過怠金1万円なのは明らかにバランスを欠いていると言わざるを得ない。降着に関しては、ローズキングダムに”直接”被害を与えたのがブエナビスタだったと言うことでブエナビスタを降着にしたことは問題ないと思うが、騎手の処分に関しては降着の有無は関係ない筈で、競馬の安全性・公平性を確保する上でラフプレーの程度に応じて過怠金なり騎乗停止処分を決定すべきもので、ヴィクトワールピサの斜行がブエナビスタの斜行に対してこれほどまでに軽微である筈がないだろう。

もし、筆者が裁決委員であれば、スミヨン騎手への4日の騎乗停止処分を基準にするなら、ギュイヨン騎手にも4日の騎乗停止、武豊騎手に過怠金10万円を科すところだ。何故、武騎手に制裁をと思われるかも知れないが、ローズキングダムもヨレていてこれが結果的にブエナビスタの斜行を誘発していること、それと”立ち上がる”程の不利を受けていないのに立ち上がったのはアンスポーツマンライクコンダクトと判断する為だ。ただ、JRAは過去にコタシャーンのデザーモ騎手のチョンボをスルーしてしまっている訳で、この手の処分は無理なのだろうが。

はっきり言ってスミヨン騎手への処分は重すぎると思うのだが、これはスミヨン騎手がこれ以外のレースでも制裁を受けることが多く、その累積処分という意味合いがあると思われる。しかし、あくまで処分はそのレースでの過失に対してなされるべきだ。もし累積処分的なことを行うのであれば、制裁点の累積に応じて(現在は行われていない)騎乗停止処分を科せるように制度を改正すべきだと思うのだが。

最近は外国人騎手や地方競馬(出身)の騎手がJRAのレースで乗ることが当たり前になっているが、彼らが制裁を受けるケースが目立つ。但し、ラフプレーを単に騎手の責任で片付けてはいけない訳で、ルールの違いを良く説明しなければいけないだろう。JRAが何もやっていないとまでは言わないが、上手く伝わっていないように思える。

こういった問題が起こると、最近は直ぐに”余所者は排除せよ”的な世論が巻き起こることが多いが、国際セリ名簿基準委員会(ICSC)のPart1国となった以上は今更”鎖国”などできない訳で、JRAは主催者として”余所者”に対しても納得させられるような運営が求められることは言うまでもない。降着云々の処分に対してはどこの国でも一悶着あるものだが、JRAでは処分は騎手や馬主の顔で決めていると言った”都市伝説”が絶えない。前述したように競馬は基本的にローカルルールではあるが、騎手や馬主によって処分を変えるのはローカルルールではなくご都合主義だ。実際に処分を変えているとまでは言わないが、そういった疑念を払拭してファンに信頼される主催者になるのがJRAのタスクではないのか。今回の件に関してもJRAの説明が不足しているから好き勝手言われてしまうのだし、ファンあっての競馬という視点が抜け落ちているように思える。JRAの猛省を促したい あとで読む ブックマークに追加する
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2010-11-30 Tue 22:40:59 | trackback(2) | comment(0) | | PageTop▲
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