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朝青龍とバリー・ボンズ

Category: 相撲

巡業を休みながらモンゴルでサッカーをしている姿を目撃された横綱朝青龍に対し、日本相撲協会が二場所の出場停止と減俸4ヶ月、九州場所千秋楽までの謹慎処分、師匠の高砂親方(元大関朝潮)にも減俸4ヶ月の処分を下した。

朝青龍、2場所出場停止…横綱に初の処分
 体の故障で夏巡業の休場を申し出ながら、母国でサッカーに興じていた横綱朝青龍(26)(本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、ウランバートル出身、高砂部屋)について、日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、9月の秋場所と11月の九州場所の2場所出場停止処分を決め、減俸30%4か月、及び九州場所千秋楽までの謹慎処分を科した。

 師匠の高砂親方(元大関朝潮)も監督責任を問われて減俸30%4か月。横綱が本場所を出場停止となるのは初めてで、罰則規定を適用されたのも初。

 朝青龍は先月の名古屋場所で21度目の優勝を飾った後、故障を訴え、巡業部に「左ひじじん帯損傷と腰の疲労骨折などで全治6週間」とする診断書を添えて今月3日から東北、北海道などを回る夏巡業の休場を届け出た。休場届は承認されたが、承認前にモンゴルへ無断帰国し、元日本代表の中田英寿さんらとサッカーをしていたことが発覚。元気に走ったり、シュートする姿が日本のテレビで放映された。巡業部など協会内部には、北の湖理事長ら執行部に厳しい対応を求める声が上がっていた。

 臨時理事会は約30分で終了したが、各理事らは「出場停止処分」の意見で一致し、「1場所の処分では甘い」として2場所の厳罰が下った。処罰理由は優勝力士でもある横綱が巡業を休み、無断でモンゴルに帰国した行為が「言語道断」とされた。また、理事会後に記者会見した生活指導部長の伊勢ノ海親方(元関脇藤ノ川)は、横綱審議委員会の海老沢勝二委員長から前日、「横綱の行動は軽率であり、厳正な処分を求める」とした要望があったことも明らかにした。

(略)

(2007年8月2日1時46分 読売新聞)


朝青龍に対する処分が甘すぎるという声もあるようだが、個人的にはむしろ厳しすぎる位の処分であると思う。

最近の力士の処分を見ると、旭天鵬が今年4月に人身事故を起こした際に夏場所の出場停止と減俸3ヶ月(30%)、師匠の大島親方(元大関旭国)も減俸3ヶ月(30%)の処分を受けている。今回の朝青龍の処分は旭天鵬に対する処分も考慮したものだろうが、人命が最も尊いというのは人として常識だろう。横綱と平幕力士の違いはあろうが、処分はその内容に対して客観的指標で決めるもので感情論で決まるものではない筈だ。

巡業は場所と並び日本相撲協会の興行の柱であるし、全国で巡業を行うことは日本相撲協会の公益法人としての拠り所である。日本相撲協会の顔として横綱が参加することは当然で、安易な休場が許されないのは事実だろう。とは言え、外国人力士は勿論のこと、日本人力士でも知らない力士が多いのではないだろうか。巡業に参加さえしていれば問題ないという考えではなく、親方や日本相撲協会が力士に対してしっかりと教育すべきことだろう。

今回の朝青龍の一件で思い出されたのがバリー・ボンズだ。ハンク・アーロンの持つ755本の最多本塁打記録にあと1本に迫っているが、足踏みが続いている。マスコミはタイ記録そして新記録の瞬間を追い続けているが、その瞬間が祝福に包まれるかどうかは微妙な情勢だ。地元サンフランシスコでは歓声で迎えられるボンズ選手も、地元を離れれば歓声はブーイングへと変わるからだ。ボンズ選手は大のマスコミ嫌いで有名で、そのせいもあって好意的な報道が少ないのもイメージを悪化させる要因だろうが、最大の要因はステロイド使用疑惑だ。ステロイド使用はあくまで疑惑に過ぎないのだが、既成事実と考える人が多く、薬物を使用しての記録達成はフェアではないと考える(アンチボンズ)ファンがブーイングで迎えるという構図なのだろう。

MLBがアンチドラッグキャンペーンを強化しているように、確かに薬物使用は良くないことだ。しかし、MLBが薬物対策に重い腰を上げたのはここ数年のことで、薬物使用が噂されはじめたのは遙かに昔のことだ。1994年に労使問題がこじれて、シーズンは途中で打ち切られ、初のワールドシリーズ中止という事態が発生し、MLBは急激なファン離れに見舞われた。そんなMLBのピンチを救ったのは、”トルネード”野茂英雄投手の活躍やインターリーグもあるが、ボンズ選手やマグワイヤ選手がホームランを量産したことが大きいだろう。ただ、ホームラン量産の理由として薬物疑惑が本格化したのも同じ時期だ。

バド・セリグコミッショナーはボンズ選手の記録達成の瞬間に立ち会うかどうか態度を曖昧にしてきたが、”渋々”立ち会うことを表明した。アンチドラッグキャンペーンをしている最中、薬物疑惑のある選手の記録達成を積極的に応援することは薬物使用に否定的なファンやマスコミを刺激することになるという考えなのだろうが、実に身勝手な論理だ。というのは、薬物騒動がここまで大きくなったのは薬物問題を何年もの間見過ごしてきたからだ。マスコミの薬物使用に関する指摘は何年も前から行われているし、恐らくMLBによる内部調査も行われている筈で、何名かの選手が薬物を使用していたことは把握していたものと思われる。事実を知っておきながら放置したにも関わらずこの期に及んで逃げ腰な態度をとるのは、ボンズ選手をスケープゴートにして自らの保身を図ろうとするようなもので許されることではない。

とは言え、オリンピックなどでも厳重なドーピング検査が行われる昨今、ステロイドによる記録達成に意味はないと考える人は多いだろう。しかし、ボンズ選手がステロイドを使用していたという根拠はないのだし、仮にステロイドを使用していたとしてもMLBが薬物禁止を決める前のことであって(MLBの)ルールに背いた訳ではない。長い歴史の中で、野球用具の進歩やルールの変更などがあって記録の価値は違うのかも知れないが、(ボンズ選手の努力によって)MLBの歴史に名を残す事実はボンズファンであってもアンチボンズであっても、一野球ファンとして認めるべきもので敬意を払うべきではないだろうか。

話を朝青龍の件に戻すと、今回の騒動がここまで大きくなったのは、朝青龍の過去の問題行動について見過ごしてきたことが大きいと思うのだ。今まで見過ごしてきて今回処分に踏み切ったのは世論に配慮したのは事実だろうが、横綱白鵬、大関琴光喜が誕生したことにより朝青龍をダシにして、日本相撲協会への批判を交わそうとしたのも事実だろう。また、約3年半もの間一人横綱として大相撲を支え21回の優勝を果たしたことは、朝青龍ファンであってもアンチ朝青龍であっても、一相撲ファンとして認めるべきもので敬意を払うべきではないだろうか。

日本人として外国人力士の活躍を素直に喜べない人は多いのだろう。日本の文化は外国人に対して寛容ではないのは事実だろう。とは言え、大相撲の伝統は陳腐なナショナリズムを振り翳すことでしか守れないほど脆弱なものなのだろうか。スポーツはワールドワイドなもので、それは野球であっても相撲であっても変わらないことだ。外国人力士の弱体化を期待するよりは、強い日本人力士の誕生を願うことの方が大相撲の人気の面からもプラスではないだろうか。

今回の朝青龍の行動が批判されるのは当然のことだろう。しかし、”罪を憎んで人を憎まず”と言うように批判されるべきなのは朝青龍の今回の行動であって、朝青龍の人格ではない筈だが、”坊主憎けりゃ袈裟まで憎い”のか心ない非難が見られるのも事実だ。人として最低限のモラルを守らなければいけないのは横綱もファンも変わりはない筈なのだが…。 あとで読む ブックマークに追加する
Category「相撲」の前後の記事


2007-08-04 Sat 11:23:23 | trackback(10) | comment(3) | | PageTop▲
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Posted by やぎ

珍しく同じ意見です(笑)
>大相撲の伝統は陳腐なナショナリズムを振り翳すことでしか守れないほど脆弱なものなのだろうか。
は常々僕も感じていた事です。
ちょっと嬉しい気分であります。
2007/08/05(Sun) 02:49:56 | [ EDIT ]

Posted by 滑稽本

>大相撲の伝統は陳腐なナショナリズムを振り翳すことでしか守れないほど脆弱なものなのだろうか

なんでしょうね、これまで見た感じだと。
私は、陳腐なナショナリズムから離れないと滅亡すると思いますが
2007/08/06(Mon) 02:30:54 | [ EDIT ]

Posted by でぷあ

TBありがとうございました。

>”罪を憎んで人を憎まず”と言うように批判されるべきなのは朝青龍の今回の行動であって、朝青龍の人格ではない筈

この部分が気に入りました。
2007/08/09(Thu) 20:15:01 | [ EDIT ]














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