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フィギュアスケート観戦ガイド?

Category: その他のスポーツ

2010-2011年シーズンのISUグランプリ(GP)シリーズ第1戦・NHK杯が21日から24日の日程で愛知の日本ガイシアリーナで行われた。男子シングルは高橋大輔選手が順当に優勝したものの、女子シングルは浅田真央選手が8位と残念な結果に終わった。

浅田選手はまだジャンプの矯正中だし、既に十分な実績のある選手なので結果自体はどうでもいいと思うが、メンタル面への影響が心配だ。フィギュアスケートに限らず、オリンピックイヤーの翌シーズンは実績のある選手は休養に充てることが多いが、金妍兒(キム・ヨナ)選手も出場しないのに無理にGPシリーズに出てくる意味が不明で、今シーズンは技術固めに専念した方が良いと思うのだが。来年3月には東京で世界選手権が開かれるので、色々と大人の事情があるのだろうが。

一方、世界ジュニア選手権の覇者である村上佳菜子選手、羽生結弦(ゆづる)選手にとっては今シーズンは大チャンスで、2人ともGPシリーズにもう一戦参加できるようなので、ここで好成績を上げてグランプリファイナル出場を狙いたいところだろう。

今シーズン注目してるのは、以前に紹介したイルハンだ。いい加減翻意したかと思っていたが、本気のようで。

ソチ五輪へフィギュア猛特訓=元トルコ・サッカー代表のイルハン

オルガ・ベスタンディゴバ(Olga Bestandigova)、イルハン・マンスズ(Ilhan Mansiz)組は実績がないのでGPシリーズ参戦は無理だが、果たしてヨーロッパ選手権や世界選手権に出てくるのだろうか。時事通信の記事を読むとドイツ代表として参加したいように思えるが、レベルの高いドイツで代表になれるとは思えない訳で、大人しく(?)トルコ代表で出場すればいいのにと思うが。どの国にも最低1枠が保証されているので、トルコ代表であればヨーロッパ選手権と世界選手権に参加できるだろう。但し、結果の程は…。

いよいよ本題だが、フィギュアスケートの分かりにくい点として、難解な採点方式に加えそのルールが毎年のように変わることがあるだろう。そこで、備忘録を兼ねてフィギュアスケートの採点ルールを解説したい。

詳細なルールを全て解説しようとすると、1つの記事ではとても解説しきれないボリュームになる。男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスで違う部分もあるし、男子(女子)シングルにしてもショートプログラムとフリースケーティングで違う部分もある。フィギュアスケートの大会では、試合が終わるとジャッジのスコアが公開される。これは、今大会の女子シングルフリースケーティングのものであるが、女子シングルフリーに限定してスコアの見方を解説していく。但し、それぞれの種目やショート、フリー問わず共通な点もあるので、女子シングルフリー以外でも参考にはなる筈だ。

スコアを見ると、大きく技術点(Executed Elements)と構成点(Program Components)に分けられる。まず、技術点について見ていくと、左端に1から12までの番号が振られているが、これは女子シングルは12個の要素が技術点の採点対象になることを意味している。但し、12個の要素を勝手に組み合わせることはできず、ウェルバランスプログラムを満たすことが求められる。ウェルバランスプログラムを簡単に言ってしまえば、ジャンプを7回、スピンを3回、シークエンスを2回実施することで、スピン、シークエンスは同じものを2回実施することは許されない

各要素の得点は基礎点(Base Value)とGOE(Grade Of Execution)の合計によって算出される。GOEは各演技審判が0をベースにして、-3から3の間で1点刻みで評価する。まず、ダミーの審判以外の最高、最低得点をカットし、各審判が出した得点を(決められている)要素毎の得点に変換したものの平均値であり、基礎点とGOEを合算したものが各要素の得点となる。

次に、各要素の基礎点について見ていく。フリーで5位だった村上選手について見ていくと、1、2、4、6、8、9、10がジャンプ(3Tの様に左側に数字がつく)、3、5、12がスピン(Sp4の様にSp+数字となる)、7、11がシークエンスとなる。ご存じのように、ジャンプに関しては飛び方と回転数で基礎点が決まるが、スピン、シークエンスに関しては技と技術審判のレベル判定によって決まる。レベルは1から4までの4段階で判定される。FCSSp4やSlSt3の様に右側につく数字がレベルで、数字が大きいほど得点が高くなる。女子の場合、フライングスピン(頭にFがつく)、コンビネーションスピン(Coが含まれる)、単一姿勢のスピン(レイバックスピンなど)を実施することが必須となる。

シークエンスについては、ステップシークエンス(ストレートライン、サーキュラー、サーペンタインのいずれか)とスパイラルシークエンスの実施が求められる。このうち、ステップシークエンスに関してはスピン同様レベル判定があるのだが、スパイラルシークエンスについては今シーズンからルールが変わり、レベル判定が無いコリオグラフィック・スパイラルシークエンス(ChSp1)が新設された。レベル判定が無い為、基礎点は固定(2.0)でGOEのみで得点が変化することになる。但し、ChSp1の要素(3秒以上のスパイラル姿勢2つor6秒以上のスパイラル姿勢1つ)を満たさない場合は0点となる。

いよいよ、ジャンプについてだが、ジャンプに関しては大幅な変更があった。一つは、ザヤックルールについてで、これは3回転以上のジャンプは同じ種類を3度実施することは許されず、2度実施できるのも2種類までで、更に2度実施するジャンプの1度以上はジャンプコンビネーションorジャンプシークエンスでなければならないと言うルールなのだが、このルールの対象が3回転以上のジャンプだけでなくダブルアクセルにも拡大された。大きな変更はジャンプの得点についてで、新基準による基礎点を下表に示す。GOEの数値はジャッジによる評価が1点だった場合のGOEの得点を示している。

 トゥループ(T)サルコウ(S)ループ(Lo)フリップ(F)ルッツ(Lz)アクセル(A)GOE
BV<BV<BV<BV<BV<BV<
10.40.30.40.30.50.40.50.40.60.41.10.80.2
21.41.01.41.01.81.31.81.32.11.53.32.30.3(0.5)
34.12.94.22.95.13.65.33.76.04.28.56.00.7(1.0)
410.37.210.57.412.08.412.38.613.69.515.010.51.0(1.2)
*シングルジャンプの減点は0.1、2T、2Sは減点、加点共0.2、()はアクセルの場合

ジャンプが得意な選手に有利な改正と言われていたが、はっきり言って基礎点はそれ程変わっていない(下がったものもある)し、GOEが反映されにくくなった(以前は3回転ジャンプはジャッジの評価と点数の対応が1.0倍だったのが、0.7倍になった)。トリプルアクセル以上のジャンプのGOEマイナスによる減点は緩和されているが、技術審判による回転数の判定が厳しいからねえ…。

村上選手のスコアに戻ると、1番は3T+3Tとなっているが、これはトリプルトゥループとトリプルトゥループのコンビネーションを意味している。コンビネーションはそれぞれのジャンプの基礎点を足したものがそのジャンプの基礎点となる上に、コンビネーションで1つのジャンプと見なされる。それなら、コンビネーションばっかり跳べばと思うが、ジャンプコンビネーション(シークエンス)は3回まで、その内3つのジャンプによるコンビネーションは1回までと言うルールがあるので、好き勝手に跳びまくることは出来ない。

村上選手は1、10でコンビネーション、6でシークエンスを跳んでいる。6はトリプルフリップ(3F)しか実施していないのに何故シークエンスと思えるが、上述したように同じ種類のジャンプを跳べるのは2回までで、内最低1回はジャンプコンビネーションorジャンプシークエンスというルールがある為で、村上選手は4で3Fを実施している為、6の3Fは自動的にシークエンスと判定される。コンビネーションとシークエンスの差は本来は連続度の差で、コンビネーションの場合は2回目以降のジャンプはトゥループ(T)orループ(Lo)しか実施できないのだが、シークエンスの場合はその制約はない。シークエンスはそれぞれのジャンプの基礎点を足したものに0.8を掛けたものが基礎点となる。

次に、スコアにある記号を説明していく。村上選手のスコアの2を見ると3Lz<、Infoにeとある。記号には<<もあるが、<と<<の違いを説明しておきたい。<は回転不足(Under-rotated jump)、<<はダウングレード(DG)判定(Downgraded jump)を意味している。具体的には、回転の不足分が1/4回転以上1/2回転未満の場合は<、1/2回転以上だと<<となる。以前は、<であってもダウングレードされていた。ダウングレードとは1回転少ない同じ種類のジャンプと判定されることで、以前は、トリプルアクセルが回転不足(3A<)と判定されると、基礎点はダブルアクセル(2A)の点数しか貰えなかった。現在は、ダウングレードされるのは<<のみで、<については本来の基礎点に0.7を掛けたものが基礎点(表中の<)となる。

他の記号であるが、eは踏切のエッジが不正であること(Jump take off with wrong edge)を意味していて、e判定されるとGOEはマイナスされる(以前は最終的なGOEが必ずマイナスになったのだが、改正された模様)。また、Base Valueの横についているxはプログラムの後半に跳んだジャンプを示していて、基礎点が1.1倍となる。

技術点はこのように計算された要素点の合計であるが、構成点について簡単に説明すると、構成点も演技審判が評価する。スケート技術(Skating Skills)、技と技のつなぎ(Transition/Linking Footwork)、演技力/遂行力(Performance/Execution)、振り付け/構成(Choreography/Composition)、曲の解釈(Interpretation)の5項目について、それぞれ0.25点刻みの10点満点で評価し、最高、最低を除いた平均点の合計にFactor(女子シングルフリーは1.6)を掛けたものが構成点となる。

選手の得点は、技術点と構成点の合計から減点(Deductions)を差し引いたものとなる。減点の要素はいくつかあるが、転倒(1回につき-1点)、時間超過・不足(5秒につき-1点)辺りを覚えておけば大丈夫だろう。因みに、女子シングルフリーは4分(+-10秒)と決められている。

以上、採点方式について見てきたが、少なくとも今シーズンに関してはこの基準で行われる筈なので、観戦の一助になれば幸いだ。 あとで読む ブックマークに追加する
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2010-10-24 Sun 23:17:31 | trackback(0) | comment(0) | | PageTop▲
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