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叩かれるべきはNHKなのか

Category: 政治・社会

大相撲への関心は低くても、不祥事への関心は高いようだ。

NHK捜査情報漏えい:視聴者から苦情440件
 NHK報道局スポーツ部の30代の男性記者が、大相撲の野球賭博事件で警視庁が家宅捜索するという情報を、捜査対象になっていた時津風親方(元前頭・時津海)に事前にメールで知らせていた問題を受け、9日午後5時までに全国のNHKに寄せられた視聴者からの意見は約440件に上った。NHKによると、「倫理的にやってはならないこと」「ありえない」など、ほとんどが批判的な内容だという。NHKが問題を発表した8日午後4時以降の集計。【長沢晴美】

[ 2010年10月9日19時9分 毎日新聞 ]


この件でNHKが批判されるのは筋違いとまでは言わないが、NHKだけが猛批判されるのは事件の本質を見失う可能性が大だと思う。

そもそも、素朴な疑問として、何故マスコミ(NHK)が家宅捜索の日時を事前に知り得るのか。家宅捜索には裁判官が発する令状が必要(刑事訴訟法第218条)であり、警察(検察)の動きからマスコミ側が察知していると考えられなくもないが、それでも捜索の具体的日時までは分からない筈だ。

この事件に限らず、家宅捜索のニュースは結構多いが、検察(警察)が資料の詰まった段ボールを持ち出す絵はともかく、何故検察(警察)が現場に踏み込んでくる絵を撮ることが可能なのだろうか。理由は簡単なことで、マスコミは事前に知っているからだ。

では、何故マスコミが事前に知っているのかと言えば、それは検察(警察)が意図的に情報をリークしているからであろう。

では、何故意図的に情報をリークするのかと言えば、大きな理由は二つだろう。一つは、マスコミも大きく注目するような事件で段階的に情報リークを行えば、世間的に捜査のシナリオが分かり易くなり、同時に強引な捜査であっても正当化され易くなること。もう一つは、マスコミとの良好な関係を築く為だ。

日本では政治や役所の取材を行うには、事実上記者クラブの会員であることが必須であるが、記者クラブは所謂大手マスコミの寡占状態であり、それ以外のメディアが参入することは事実上不可能になっている。記者クラブ制度は特に海外のメディアから猛批判を受けているが、それでも存続しているのは取材する側される側の双方に多大なメリットがあるからだ。

取材される側のメリットとしては、何と言っても自分たちに都合の良い情報だけを垂れ流すことができることだろう。マスコミの報道が各社横並びになるのはそれが大きな理由だ。勿論、記者会見もあるが、マスコミ側も都合の悪い質問はしないし、政治家や官公庁側も場合によっては勝手に会見を打ち切ってしまうこともある。

一方、取材する側のメリットとしては、記者クラブに所属していれば情報を確実に得ることができること、記者室などを安価(無料)で使用できることなどがある。マスコミもマルチメディア化の波に飲まれつつある中、記者クラブはマスコミの最後の拠り所かも知れない。

今回の件に関して言えば、家宅捜索=重大な捜査情報との認識がないNHKの記者が批判されるのは当然だ。ただ、家宅捜索=単なるセレモニーとの認識を植え付けたのは、検察や警察であろう。この件に関して主に批判されるべきは、警視庁と記者クラブ制度であり、批判がNHKに集中することは非常に好ましくない事態だ。マスコミが記者クラブ制度に触れることはまずあり得ないと思われるが、NHK以外のマスコミも襟を正さないといけないだろう。もし、大手芸能事務所が家宅捜索を受けるという情報を入手した際に民放各社は情報をリークしないと言い切れるのだろうか…。

ついでに、こちらの話題にも少々触れると、

衝突ビデオ、全面公開見送り=日中関係改善を優先-政府・民主
 政府・民主党は9日、沖縄県・尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁巡視船に衝突した様子を撮影したビデオ映像について、全面公開を見送る方針を固めた。公開すれば、中国が態度を硬化させることが予想される中、同国が「フジタ」社員の高橋定さんを釈放するなど、日中関係が修復に向かっていることを考慮した。
 政府関係者は同日、「対中関係修復の流れを壊しかねない」と述べ、ビデオの全面公開に否定的な考えを表明。民主党の鉢呂吉雄国対委員長も北海道小樽市での街頭演説で「慎重な取り扱いが必要ではないか」と語った。

[ 2010年10月9日21時30分 時事通信 ]


この件に関しては、弱腰外交であると政府や民主党が批判されそうであるが、批判されるべきなのは決定事項ではなく決定までのプロセスだろう。

たかだかビデオを公開するか否かで何故こんなに時間が掛かるのか全く理解できない。ビデオを公開するかどうかなんて、遅くとも9月中に決定すべきことだった筈だ。日本=外交オンチとはよく言われるが、交渉力以前に決断力が無いことの方が致命的かも知れない。まあ、意思決定に時間が掛かりすぎるのは政治や役所だけでなく、日本の大企業にも共通したことではあるが…。 あとで読む ブックマークに追加する
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2010-10-10 Sun 07:25:28 | trackback(1) | comment(0) | | PageTop▲
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貴社の記者が「他言無用」な話
8日付エキサイトニュース・共同配信等が既報の通りだが、「NHK・・・の30代記者が取材先の日本相撲協会の関係者に対し、警察による家宅捜索の情報を事前に・・・メールで知らせていた」という事件である。これに対して当のNHKは、「内部情報を漏らしたのではない...
2010/10/10(日) 07:32:30 | 時評親爺
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