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サントリーとナイキの違いはどこに?

Category: 政治・社会

この不況の世の中、自治体の財政事情も芳しくない訳で、ネーミングライツ売却は自然に思えるが…。

ナイキ公園に暗雲 オブジェ設置にホームレス徹底抗戦
 東京・渋谷の区立宮下公園の“ナイキ公園化”に暗雲が漂っている。「私企業の公園独占」に反対する団体が園内に“オブジェ”を設置して徹底抗戦していることから、渋谷区は今月中旬、オブジェの「除去命令」を出した。これに対し、反対派が除去命令の取り消しなどを求めて東京地裁に提訴することが22日わかった。渋谷区は24日にオブジェを除去するとしており、両者の激しい衝突は免れない状況だ。

 関係者によると、反対派は園内で生活していたホームレスらを原告として、24日に提訴する。

 渋谷区は昨年8月、ナイキジャパンに宮下公園の命名権を年1700万円で譲渡する契約を締結。ナイキは公園を「宮下NIKEパーク」と名付け、スケートボード場やクライミング施設などを整備する予定だった。夕刊フジはその1年前の2008年6月、地方自治体が管理する中規模レベルの公園としては異例の施設命名権(ネーミングライツ)売却だとして、この一件を報じた。

 ところが、「公共の公園を一企業の宣伝媒体として使うのはおかしい」などと反対する団体が今年4月から、テントや傘を使ったオブジェを園内に設置し、抗議の意思を示した。そのため、現在も公園の改造工事は始められずにいる。

 区は今月15日、集結した反対派が「宮下公園を返せ!」と叫ぶなか、公園にある9カ所の出入り口のうち7カ所を閉鎖。残り2カ所の出入り口には警備員を配置し、強制撤去に向けて動いた。16日にはオブジェの除去命令を出したが、反対派が応じなかったため、24日午前10時の行政代執行を決めた。

 反対派の団体「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」では「手続きに不備のある行政代執行はやめてほしい」と主張しており、23日には公園を1000人の反対派で取り囲む抗議行動を企画している。一方、区の担当者は「(反対派の)提訴が本当に妥当なものであれば、代執行の停止もあり得る」と説明しているが、いまのところ両者の激突は避けられない情勢だ。

[ 2010年9月22日17時38分 産経新聞 ]


何故、ここまで揉めるのか理解に苦しむのだが…。みんなの宮下公園をナイキ公園化計画から守る会によれば、以下の4つの理由によって反対しているらしいが、それぞれの理由の妥当性を個人的に検証してみたい。

4つの理由とは、

1. 公園の名前が「宮下NIKEパーク」になることで、一私企業の宣伝・営利に使われること。また渋谷区がナイキに公園の使用を「義務」づけていること。
2. ナイキの「寄贈」する有料施設(スケートボード場など)が出来ることによって、誰もが憩える場所でなくなること。
3. ナイキパークに決まる手続きが、一部議員と桑原区長の秘密裏によって進められ不透明かつ非民主的であること。
4. 渋谷区の目的が一方的な公園からの「ホームレス排除」、街からの「スケーター排除」であること。

だが、結論から先に言うと3.以外は賛同しかねる理由だ。

まず、1.だがネーミングライツの目的は一私企業の宣伝・営利に使わせる代わりに使用料を受け取ることにある訳で、それを言っては元も子もない気がする。ネーミングライツ売却自体に反対するにしても、それなら渋谷公会堂はどうなるのか。ご存じのように、渋谷公会堂は2006年10月から渋谷C.C.Lemonホールと呼ばれているが、これについても反対していたのだろうか。渋谷公会堂も宮下公園並に公共性の高い施設で、渋谷C.C.Lemonホールとなる以前にネーミングライツが導入されていたホールは全国に東京エレクトロン韮崎文化ホール(山梨)、iichiko総合文化センター(大分)、宝山ホール(鹿児島)の僅か3ヶ所しかなかったことを考えれば、異例と言えるケースだった訳だが。

次に、2.についてだが、はっきり言って失笑を禁じ得ないと言うか、それなら4.の主張は何なんだって話だろう。大体、オブジェを勝手に設置すること自体、誰もが憩える場所を目指す団体の取るべき手段とはとても思えない。それから、1.の後半の使用に関する件も、渋谷区が公園の管理等の業務委託を行う上での話と思われ、別にナイキに好き勝手させるわけではないと思われるが…。

4.については、言うまでもなく公園はホームレスだけのものではない訳だし、公園の公共性とホームレス対策は必ずしもリンクするものではないだろう。スケーター排除に関しても、センター街とか道玄坂とかあれだけ人の多いところでスケボーという考え自体、それこそ公共の不利益と言うか事故が多発することにも繋がりかねない訳で、規制は当然とも言うべきだろう。

但し、3.に関しては納得で、確かにナイキに決めた経緯であるとか、ナイキとの契約の中身であるとか不明朗な点があるのは事実だろう。

結局、問題の発端は渋谷区政に対する積年の不信感にあると思われ、それが宮下公園の件で爆発しているのだろう。ただ、部外者から見れば宮下公園の件をダシにして(みんなの宮下公園をナイキ公園化計画から守る会が)何か企んでいるようにも映る。と言うのは、あまりに「運動慣れ」しているように思えるからで、ホームレスらを原告として提訴するのも勝訴することが目的と言うよりは時間稼ぎだろうし、行政代執行にしても区がそう出てくることは想定しているように思える。

確かに、手練手管の行政機関を相手にするには所謂「プロ市民」化する必要があるのかも知れないが、「プロ市民」が掲げる理由としては1.はあまりに陳腐すぎる(2.4.もそうだが)感は否めない。大体、日本共産党でさえ、もはや社会主義革命を標榜していないと言うのに、反資本主義とか…。単に、サントリーは良くてもナイキはダメと言いたいのかも知れないが、外国企業(ナイキ)はダメとする明確な理由がないと、それこそ日米問題に発展しかねない。

恐らく渋谷区政に不満のある渋谷区民は多いと思われるが、そういった渋谷区民をもっと運動に引き込むことを考えるなら1.2.4.の看板は下げて、渋谷区側の不手際を追求することに特化すべきだろう。そもそも、渋谷は渋谷区民だけの街ではない訳で、渋谷の一つの顔である宮下公園を不法占拠することは迷惑極まりない行為で、行政を交渉のテーブルに着かせる手段は他にもあるだろう。くれぐれも、宮下公園を守るために「『みんなの宮下公園をナイキ公園化計画から守る会』から守る会」が結成されることのないように願いたいものだ。 あとで読む ブックマークに追加する
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2010-09-24 Fri 00:08:52 | trackback(0) | comment(2) | | PageTop▲
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Posted by 川の果て

この件は私も「何を反対しているんだろう?」という思いでしてほぼ同感です。

個人的な意見をつけ加えるなら、目的としては渋谷区を引きずり出すというよりは、NIKEから手打ち料みたいなのを取るところにあるんじゃないかなという気はしますね。プロ市民と昔の893が組んでいそうな…そういう印象があります。

一部に渋谷区がホームレスとの間では話し合いで合意したなんてのもあるみたいですし、そうすると反対する会がますます浮世離れした主張をしてくるんじゃないかという気がします。
2010/09/24(Fri) 21:45:10 | [ EDIT ]

Posted by Lammtarra

こんにちは。

「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」の本当の狙いが何なのかを読むのは難しいものがあります。
「1.をダシにして3.」「3.をダシにして1.」のどちらかではあるのでしょうが、前者だとしたのは守る会の活動をオンブズマン団体も支持していること、この件に関するマスコミの食いつきがよい(+批判的でない)ことがあります。
「1.をダシにして3.」なら地域のことを真剣に考える市民団体のイメージでしょうが、「3.をダシにして1.」だと世間からかけ離れたやっかいなプロ市民団体でしかないので、流石にマスコミも食いつかないかなと思った訳ですが。

とは言え、ここまで執拗に粘るのは宮下公園の件自体に大きな目的があると考えるのは自然ですし、守る会は(少なくとも表向きは)非営利団体にしても結構大きな団体のようで、これだけの団体となればそれなりの運営資金が必要で”スポンサー”がいてもおかしくないですね。

今後、どういう要求をしてくるかで、正体が見えてきそうな気はします。
2010/09/25(Sat) 12:17:54 | [ EDIT ]














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