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蜥蜴の尻尾切りの予感

Category: 政治・社会

既に多くのブログで扱われているネタで、今更の感はあるが。

最高検、特捜検事を逮捕…データ改ざん容疑
 郵便不正事件を巡り、厚生労働省元係長・上村(かみむら)勉被告(41)(虚偽有印公文書作成罪などで公判中)の自宅から押収したフロッピーディスク(FD)のデータを改ざんしたとして、最高検は21日夜、大阪地検特捜部の主任検事・前田恒彦容疑者(43)を証拠隠滅の疑いで逮捕した。

 また、前田容疑者が「改ざん」について今年2月に上司に報告し、当時の検事正らにも伝わっていたことも検察関係者の話で判明。当時の同地検首脳らの責任が問われるのは必至の情勢だ。

 大阪地検は21日、虚偽有印公文書作成罪などに問われ、1審・大阪地裁で無罪判決を受けた同省の村木厚子元局長(54)について、上訴権を放棄、村木元局長の無罪が確定した。

[ 2010年9月22日3時4分 読売新聞 ]


「改ざん」地検首脳部が把握・放置…2月に報告
 押収資料のフロッピーディスク(FD)のデータを改ざんしたとして証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検特捜部検事・前田恒彦容疑者(43)が、今年2月初め頃、特捜部の当時の大坪弘道部長(現・京都地検次席検事)に対し、「FDを手直ししてしまった可能性がある」と報告し、当時の次席検事、検事正にも伝わっていたことが、検察関係者の話でわかった。

 地検首脳部が犯罪につながる行為を把握しながら放置していたことになる。

 関係者によると、今年1月に開かれた厚生労働省の村木厚子元局長(54)(無罪確定)の初公判で、弁護側は証明書の作成日時に関する検察主張と、FDのデータを基に作成されたとする捜査報告書との日付が食い違うと指摘。その後、前田容疑者がFDに細工したとのうわさが地検内で広がったという。

[ 2010年9月22日3時4分 読売新聞 ]


村木厚子元局長の主任弁護士が「無罪請負人」の異名を取る弘中惇一郎弁護士だったことはあるにしても、公判でここまでボロが出るのは珍しく、一体何を根拠に起訴したのかと言わざるを得ない。それにしても、大阪地検が上訴権を放棄したのは何故だろうか。もし、前田恒彦容疑者の逮捕がなければ控訴していたのかと思うと、ぞっとする思いだ。前田恒彦容疑者逮捕に繋がったのは朝日新聞のスクープ記事によるところが大きいが、この記事の内容について見ていきたい。

しかしながら、前田恒彦容疑者の言い訳は失笑の域を超えていると言わざるを得ないが…。

■主任検事が大阪地検側の聴取に対して説明した主な内容は次の通り。

 上村被告宅から押収したフロッピーディスク(FD)を返す直前、被告がデータを改ざんしていないか確認した。その際、私用のパソコンでダウンロードしたソフトを使った。改ざんは見あたらなかったため、そのソフトを使ってFDの更新日時データを書き換えて遊んでいた。USBメモリーにコピーして操作していたつもりだったが、FD本体のデータが変わってしまった可能性がある。FDはそのまま返却した。

情報セキュリティ教育の題材としては申し分ないと言うか、ツッコミどころ満載にも程がありすぎると言うか。昨今は所謂IT犯罪も多い訳だが、こういった人達が担当しているのだとすれば、まともな公判など無理もいいところだろう。

まず、「私用のパソコンでダウンロードしたソフト」を使ったとあるが、公務に使うソフトウェアを私用のパソコンでダウンロードしてはいけないだろう。私用のパソコンのセキュリティ対策は大丈夫だったのか。更に言えば、ソフト=タイムスタンプ改竄を見抜くソフトを指しているのだろうが、このようなソフトが簡単にダウンロードできる筈もないだろう。一般の用途においてタイムスタンプ改竄を見抜く必要性など皆無で、こういった高度の専門性を有するソフトウェアはそう簡単に表に出てこないものだろう。もう一つ付け加えるなら、ソフト=スパイウェアの可能性もある訳で、公務で使用するソフトはその可能性が限りなく低いものを使うのが鉄則だと思うが。朝日新聞の記事に出てくる大手情報セキュリティー会社の担当者は、「このソフトはデータを書き換える際に使われるもので、改ざんの有無をチェックする機能はない」とコメントしているし、改竄の有無をチェックするためにソフトを使ったと言うのは嘘と言わざるを得ない。

「FDの更新日時データを書き換えて遊んでいた」。論外としか言いようがない…。

「USBメモリーにコピーして」。そのUSBメモリーはどのような管理を行っていたのだろうか。USBメモリは小型で容量も大きく可搬性には優れる一方紛失しやすくもある訳で、紛失したUSBメモリの内容が流出する事件も起きている。更に、同じUSBメモリに私用のパソコンでダウンロードしたソフトと(公務で使用する)FD本体のデータを混在させることが論外と言わざるを得ない。また、朝日新聞の記事ではよく分からないが、この一連の操作は公用のパソコンで行われたのであろうか。もし、私用のパソコンで行われたのであれば、本当に話にならないと言うか。手違いでWinnyで流出したりしたら笑い話どころではないだろう。

「FD本体のデータが変わってしまった可能性がある」。このFDを入手したのは昨年(2009年)だった筈で、意図して行わない限り最終更新日時が「04年6月8日午後9時10分56秒」に書き換わる可能性はゼロだろう…。

このFDは昨年7月16日付けで上村被告側に返却されているが、本来であれば公判を維持する上で重要な証拠品となる筈だろう。返却されたのは、最終更新日時が「04年6月1日午前1時20分06秒」であれば「村木氏による上村被告への証明書発行の指示は『6月上旬』」と言うシナリオに合致しないからなのだろう。そう言った点ではFDのデータ改竄は組織的犯罪である可能性は低いと思われるが、検察自体の存在意義を問われる事件であることに間違いはなく、蜥蜴の尻尾切りで終わらせるのは勘弁して貰いたいものだ。

日本の場合、起訴された事件で有罪となる有罪率は99%にもなる。有罪率の定義自体が国によって違うので外国との単純比較は出来ないが、外国では60-80%程度が普通だ。ただ、99%の実態がこれではこれまでにどれだけの冤罪事件があったんだと思わざるを得ない。村木元局長の事件は郵便不正事件の一角に過ぎず、恐らく検察は政治家の逮捕も視野に入れているのだろうが、正直この杜撰な捜査ではそれも不可能だろう。郵便不正事件がどこまで解明されるかは興味深い案件であるのだが…。 あとで読む ブックマークに追加する
Category「政治・社会」の前後の記事


2010-09-23 Thu 06:52:45 | trackback(5) | comment(3) | | PageTop▲
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Posted by

主任検事が使っていたソフト自身はタイムスタンプを変更するソフトでは?
DOSの時代からフリーソフトで腐るほどありますから、ベクターあたりからいくらでもダウンロードできますし、ファイラーなどでも簡単に変更できますよ。
2010/09/23(Thu) 10:03:31 | [ EDIT ]

トラバありがとうございます。

Posted by JUNSKY2010

トラバありがとうございます。

こちらのブログでは情報セキュリティ面から論評されているようで、他のブログとはちょっと違った視点で参考になりました。

重要な証拠をインターネットに繋がっている私用パソコンにダウンロードするなど情報管理の点で論外です。

このような「お馬鹿」が『特捜のエース』だったとは、特捜の人材はこの程度と呆れさせますし、『特捜のエース』とは無実の人を無理やり自白させて有罪にする違法捜査に長けていたというだけのことのようです。
2010/09/23(Thu) 11:37:59 | [ EDIT ]

Posted by Lammtarra

コメントありがとうございます。

>>名無しの方
そのようですね。具体的にどのソフトを使っていたかまでは分からないですが。

>>JUNSKY2010さん
この記事では触れていませんが、検事は所謂「作文」能力も必要なようですね。前田容疑者は「切れる」人ではあるのでしょうが、一般人としての常識は欠落しているようです。
ただ、前田容疑者だけでなく検察という組織自体、特に特捜部は元々こういった体質なのかも知れません。
2010/09/23(Thu) 23:45:10 | [ EDIT ]














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2010/09/23(木) 11:39:13 | JUNSKYblog2010
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検察史上最悪の疑惑だな。検察もそろそろ、大規模な仕分けが必要だね。
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2010/09/24(金) 00:08:13 | CW馬なりにて歩む
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