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Will "Harbinger" literally become a harbinger?

Category: 競馬

何事にもリスクはつきものであるが。

社台がハービンジャーを購入
 今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSをレコードで2着に11馬身差をつけ圧勝し、凱旋門賞の最有力候補となったものの、その後の調整中に左前脚を骨折。現役引退を余儀なくされたハービンジャー(牡4歳)を、日本の社台グループが種牡馬として購入したと、3日、英国のスポーティングライフ紙電子版が報じた。

 同馬はデインヒルの直子のダンシリを父に持つ英国産馬。4歳となった今年、重賞3連勝のあとに臨んだ“キングジョージ”でG1初制覇、欧州最強馬の地位を確固たるものとしたが、その後に故障を発症して引退。今後の動向が注目されていた。種牡馬として、英国、欧州を中心とした争奪戦が繰り広げられたが、かつてはサンデーサイレンスを購入した日本の社台グループがその権利を勝ち取った。なお、購買価格などは明らかになっていない。

[ 2010年9月4日06時02分 スポーツ報知 ]


いくらで購入したかは分からないが、こちらの記事によれば、multi-million dollar dealとあるので数億円の買い物であろう。種牡馬の売買とすればそんなに高額な取引とは言えないと思うが、結局のところ産駒が走ってみないことには取引が成功だったか失敗だったかの結論は出せない訳で、リスクが高い買い物なのは確かだ。果たして、ハービンジャー(Harbinger)は日本で成功するのか筆者なりに検討してみたい。

種牡馬としての成功を占うにあたり、競走馬としての実績、血統の裏付けという観点から見ていくと、

1. 競走馬としての実績
生涯成績は9戦6勝なもののG1勝利は1勝とやや寂しい感もあるが、勝ったG1はキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスでこれを11馬身差の圧勝で飾っているのだから、実績的には不満はないだろう。ただ、クラシックに出走できなかったこと、実績が12ハロン(約2400m)以上の距離のみなのが難点だ。前者は古馬になると高額賞金レースが極端に少なくなるヨーロッパにおいて致命的だし、後者は日本において致命的かも知れない。と言うのは、近年、ヨーロッパの12ハロン路線で実績を残し日本に輸入された種牡馬は失敗する確率が高いからで、日本ではスピードと瞬発力に欠ける産駒が多くなる傾向がある。代表例としては、ラムタラ(Lammtarra)やザグレブ(Zagreb)と言ったところか。ただ、ザグレブは日本での供用が停止された後に2頭のG1級レースの勝ち馬を輩出している(コスモサンビーム、コスモバルク)ので、全くのハズレではなく当たり外れが大きいタイプだったのかも知れない。

2. 血統の裏付け
血統について深く語り出すときりがなくなるので、できるだけ簡潔に行きたい。

メジロアサマ-メジロティターン-メジロマックイーンと言えば父子3代天皇賞制覇として有名だが、このようにステイヤーの子はステイヤーになるかと言えば、そうならないことも多い。つまり、ハービンジャーの子も晩成ステイヤーばっかりになるとは限らない訳だ。

例えば、ほぼヨーロッパだけでG1馬60頭以上を輩出したSadler's Wells(サドラーズウェルズ)は現役時代はマイルから10ハロン位の距離を得意にしていたにも関わらず、産駒は12ハロンでの活躍が目立ち、日本やアメリカでは傑出馬を輩出できなかった(日本で重賞を勝ったのはステイヤーズステークスを制したサージュウェルズのみ)。

では、サドラーズウェルズの血統は日本競馬には不向きなのかと言われたらそうは言えないだろう。父としては不振であったサドラーズウェルズも母の父(ブルードメアサイアー)としてはフサイチコンコルド、エルコンドルパサー、シーザリオ、ヘヴンリーロマンス、アンライバルドとG1勝ち馬を多数輩出しているし、サドラーズウェルズの後継種牡馬であるオペラハウスはテイエムオペラオー、メイショウサムソンを、自身はジャパンカップを制したシングスピール(Singspiel)はアサクサデンエンを輩出するなど、日本のスピード競馬に適応力のある産駒もいて、血統は本当に難しく奥深いものだ。

サドラーズウェルズの話はこれくらいにしてハービンジャーに戻ると、ハービンジャーは血統的にはノーザンダンサー系の支流の一つであるダンジグ系(ダンチヒ系)の種牡馬であるが、ダンジグ系の中でも数の多いデインヒル(Danehill)の血を持っている種牡馬であるので本記事ではデインヒル系と呼ぶことにする。

デインヒルはハービンジャーの父の父に当たる種牡馬で、自身の競争成績自体は名馬と呼べるレベルではない(G1勝ちはスプリントカップの1勝のみ)が、種牡馬としてはファインモーション、フェアリーキングプローン(Fairy King Prawn)、Rock of Gibraltar(ロックオブジブラルタル)、Dylan Thomas(ディラントーマス)、Duke of Marmalade(デュークオブマーマレード)等数十頭ものG1(級レース)勝ち馬を送り出していて、名種牡馬と言えるだろう。

ただ、ハービンジャーの父であるDansili(ダンシリ)は輝かしい実績を誇るデインヒル産駒としては物足りない競走成績(G1未勝利)である。しかし、種牡馬としてはRail Link(レイルリンク)をはじめG1馬を何頭も輩出し、2006年にはフランスのリーディングサイアーになっている。レイルリンクは2006年の凱旋門賞でディープインパクトを破った馬として日本の競馬ファンにはお馴染みだろう。レイルリンクは2008年に種牡馬になったばっかりなのでまだ産駒の活躍云々の話は無理だが、今後レイルリンク産駒が活躍するようであればハービンジャー産駒にも期待が持てるだろう。

デインヒル系は現在世界的に見て勢いがあるし、日本では長年リアルシャダイ、ブライアンズタイム、サンデーサイレンス等ヘイルトゥリーズン系の種牡馬が活躍してきたこともあり、ヘイルトゥリーズン系の繁殖牝馬と相性の良い有力種牡馬を確立したいところで、ハービンジャーには文字通り日本におけるデインヒル系種牡馬のハービンジャー(先駆者)になって欲しいというのが関係者の願いだろう。

しかし、筆者は関係者ではないのでシビアに予想してみる。これまでの話を踏まえて、種牡馬としてのタイプを大きく3つに分類すると、
  • デインヒルの良さが出て、距離を問わずG1馬を多数輩出する。また、和合性の高さから所謂クズ馬が少ない。(サンデーサイレンス型)
  • 出来の良い産駒にはスタミナと底力が伝わり複数のG1を勝つような名馬を輩出する一方で、クズ馬も多い。(オペラハウス型)
  • 日本競馬には全く適性がなく、良くて数頭の重賞勝ち馬を輩出してイギリスに帰る。(ラムタラ型)
筆者は、サンデーサイレンス型(になる確率)10%、オペラハウス型50%、ラムタラ型40%と予想するが、どうなるだろうか。結果が出るのは何年も先のことだが…。 あとで読む ブックマークに追加する
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2010-09-06 Mon 10:22:48 | trackback(0) | comment(0) | | PageTop▲
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