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備えあれば憂いなし?

Category: その他のスポーツ

毒にも薬にもなりそうだが。

外国籍特別枠撤廃、リーグ活性化目的/TL
 ラグビーのトップリーグは23日、外国籍選手の規約を改定し、アジア枠を除く外国籍選手が同時に3人出場する場合の「特別枠選手」の条項を撤廃したと発表した。昨季は、最低1人は日本代表経験者とするなどの条件が設けられていた。

 リーグ広報によると、外国人選手獲得の際に、この条件が影響するとの声がチーム側から高まっていた。日本人選手の出場機会減少が懸念されるが、広報は「リーグの活性化が目的。(現状でも)日本人選手が一流の外国籍選手と対戦することでレベルアップしている」と説明した。

[ 2010年8月23日20時39分 サンケイスポーツ ]


この施策の目的としては、記事内にあるようにリーグ活性化もあると思うが、もう一つの目的はラグビー日本代表の強化であり、どちらかと言えば後者がメインではないかと思われる。但し、一流の外国人選手と対戦することが増えることによるレベルアップ効果と日本人選手が出場機会に恵まれないことによるレベルダウン効果は紙一重とも言える。いったい、どっちに転ぶのだろうか。

そのケーススタディとなりそうなのが、アイスホッケーの例だろう。現在のアジアリーグアイスホッケーの前身に当たる日本アイスホッケーリーグ(1966-2004)では1984年から10シーズンほど外国人選手枠を撤廃していたことがあった。日本男子チームは過去8回冬季オリンピックに出場している(1936年のガルミッシュパルテンキルヒェン大会が最初)が、1960年のスコーバレー大会から1980年のレークプラシッド大会までは6大会連続で出場していた。1984年のサラエボ大会行きの切符を逃したことにより日本アイスホッケー連盟が考えた対策と言うのが、前記の通り外国人を完全に閉め出すことであったが…。

しかし、皆様は既に御察しだと思うが、この対策は全く実を結ばなかった。旧ソ連の崩壊、NHLのエクスパンション路線に伴う外国人選手の増加、国際大会のプロ規制の緩和等で各国がレベルアップしていく一方で、日本は鎖国政策を取っていた訳で…。アイスホッケー世界選手権の所属グループも最上位のAグループから最下位のCグループまで落ちてしまい(現在はトップディビジョン、ディビジョンI、ディビジョンII、ディビジョンIIIの4つに分かれている)…。外国人枠が復活したのは1998年の長野オリンピックに向けて強化が必要だったからだが、長野オリンピックは13位と惨敗、以降はオリンピックとは全く無縁だ。

一方、FIFAワールドカップ南アフリカ大会で惨敗したイタリアは、イタリアサッカー連盟(FIGC)がセリエAの外国人選手枠を2から1に減らすことを決定した。当然のように、リーグ、各チームは不満に思っているようだが、果たして望み通りイタリア代表強化に結びつくかと言えば…。

サッカー好きの方ならご存じだと思うが、ボスマン判決(詳しくは参考記事参照)によってEU圏内では移籍の自由が認められているので、外国人選手枠と言っても実際はEU圏外選手枠に過ぎず、それを1減らしたところでイタリア人選手の出場機会が劇的に増えるとは思えない。昨シーズンのUEFAチャンピオンズリーグはインテルの優勝で終わったが、ここ数年のチャンピオンズリーグではセリエA勢は苦戦傾向でセリエAからの出場枠4の維持すら危うい状況だった訳で。

日本のような極東地域とは違いヨーロッパは交流も盛んであるし、その国の代表のレベルとその国のリーグのレベルが必ずしもリンクするものではないが、やはり自国のリーグのレベルダウンは長い目で見たら代表チームにも影響を及ぼすものと思う。外国人選手枠の縮小は(特に弱小チームの)レベルダウンに繋がる訳で、リーグ全体のレベルも下がる方向に進むだろう。むしろ、イタリア代表弱体化に繋がるように思えて仕方ないのだが。

話をラグビーに戻すと、ラグビー日本代表の強化は当然2019年を睨んでのものだろう。ご存じのように、2019年の第9回ラグビーワールドカップは日本で行われることが決定している。当然、自国開催であれば決勝トーナメント進出はノルマと言えると思うが、日本は過去6回のワールドカップにおいて1勝1分け18敗(唯一の勝利はジンバブエ戦)と世界の壁は厚く、決勝トーナメント進出は容易なことではない。代表チームは急に強くなるものでもないと思うし、今から強化を考えるのは当然のことだろう。

ところで、スーパー14参加の話はどうなったのだろうか。スーパー14(来年からスーパー15)とはニュージーランド5チーム、南アフリカ5チーム、オーストラリア4チーム(来年から5チーム)の14のクラブチームからなるリーグ戦のことだ。費用や選手の保障の問題等簡単にはいかない問題もあって断念したのだろうが、こういった機会は生かして貰いたいものだ。尤も、ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア共ワールドカップの優勝国であり、日本とは余りにレベルが違いすぎて強化にならない恐れはあるのだが…。

そう言った点では、ハイネケンカップ(スーパー14のヨーロッパ版と言うよりはUEFAチャンピオンズリーグのラグビー版に近い)やシックス・ネイションズ(6カ国対抗ラグビー)に参加できる道があれば良いのだが。フランス、イングランドは明らかな格上としても、スコットランド、アイルランド、ウェールズ、イタリアにはそれなりの試合が出来るようにならないと、ワールドカップで決勝トーナメント進出は難しいであろう。因みに、シックス・ネイションズの南半球版はトライネーションズだが、もしこれに出場したら3試合で300失点の覚悟はしないといけないだろう。

いずれにせよ、今から準備を行うのは決して早すぎることはない。大会招致決定がゴールではない訳で、大会が成功に終わるには日本代表の躍進は欠かせないだろう。今の日本の実力を考えると、備えあれば憂いなしとまでは言えないが、2019年に向けて着実にレベルアップしていくことを期待したい。


<参考記事>
ブラッター会長は北の湖理事長なのか あとで読む ブックマークに追加する
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2010-08-28 Sat 07:57:37 | trackback(0) | comment(0) | | PageTop▲
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